ウエストブロム vs トッテナム・ホットスパー マッチレポート

サッカー記事

プレミアリーグ第8節、ウエストブロムホームで行われたトッテナム・ホットスパーとの一戦は、0-1でトッテナム・ホットスパーが勝利を飾った。

ウエストブロムベンチ

バートン、ギブス、フィリップス↑84、ディアンガナ↑68、ソーヤーズ、エドワーズ↑90、ペルティア

トッテナム・ホットスパーベンチ

ハート、ロドン、ロチェルソ↑64、ルーカス↑78、デイビス、ヴィニシウス↑78

スコアラー

トッテナム・ホットスパー

88:ケイン(ドハティ)

この試合で気になったポイントを4つほどあげると、スパーズはこの試合でロングボールが少なかったこと、全体的な動きの重さ、ダイアーのクロス対応、ルーカスの守備だ。

まずは1つ目のロングボールが少なかったことについて考察してみよう。ウエストブロムは3バックかつ守備時は5バックになり陣形を整えていた。そのため、どうしてもスペースができにくかったというのは事実だ。そのためかこの試合では最近では珍しく、キックオフ時にCBへ戻してからロングボールを放り込むわけではなく、後ろから丁寧につないでいた。私が集計した中では、前半開始15分くらいまでCBからのロングボールはなかった。それだけショートパスで崩していこうという姿勢が見えたのは事実だ。しかしここからは2つ目のポイントにも繋がることだが、全体的に足元でのおさまりが悪く、動きが鈍かったことが、ショートパスでつないでいくうえで足かせとなってしまった。

エンドンベレはELには出場することはなく休養十分だった。しかしケインとソンは帯同しただけでなく45分近くプレーしていた。そしてこのスパーズの過密日程が選手たちの体力を少しずつ奪ってきていたのは事実だろう。ケインは足元に収まりにくく、ソンもいつも以上に裏へのスペースの抜けだし回数が少なくなおかつ追いつかれる場面も目立った。現に58分まで枠内シュート0.そのシュートを放ったのは左サイドバックのレギロンのミドルシュートだった。

また、唯一ウエストブロムを苦しめていたのは、エンドンベレだけだったともいえるだろう。確かにパスを奪われるシーンが多かったという声が聞こえるのも事実だ。しかしながら、キーパスを通そうとする、縦パスが多い選手ほど成功率というのは自然と落ちてしまうものだ。この試合でも、エンドンベレを経由してチャンスを迎えるシーンはたびたびあった。特にソン・フンミンの決定機の場面では、エンドンベレがうまく逆サイドにつないだことでできたビッグチャンスだった。このフランス人は代表には選ばれていないものの、64分に負傷交代ともいえるかたちで交代してしまったのは少し気がかりである。何事もなく、代表ウィーク明けのマンチェスター・シティ戦には復帰していてほしいものだ。

3つ目はダイアーのクロス対応だ。以前よりもCBとしては安定していているように感じるが、素早いカウンターからのクロス対応やアーリークロスが来た際に選手のマークに付き切れていないというのはいささか気になってしまうものだ。一度ヘディングでゴールライン上付近でクリアした場面は素晴らしかった。しかし他の面では、特に18分のクロスの際にはアルデルヴァイレルトとの間に走り込んだグラントがフリーになってしまう場面があった。結果論としてはヘディングが上手く当たらずピンチを免れたが、決めきるFWならやられていただろう。この調子が続くのであれば、ロドンがスタメンに抜擢される日も遠くないだろう。いずれにしても、このクロス対応の甘さから失点が多くなりつつあるだけに、見逃せる場面ではない。

4つ目はここも守備の場面だが、ルーカスの自軍ゴール前でのドリブルが気になってしまう。なぜかは分からないが、残り時間が少ない中で自軍からルーカスはドリブルしようとしていた。確かに彼のスピードには素晴らしいものがあるのは承知しているが、それでも前がかりになってきている相手チームが自軍にいる中でのドリブルの選択は決して褒められたものではない。もし彼を今後スーパーサブとして使っていくのであれば、ヴィニシウスやケインといった長身で競り合いに勝てる選手を下げて、ルーカスを前線に配置しておくことが最善なのではないだろうか。ルーカスは身長のわりに決してヘディングでの競り合いに弱いわけではなく、むしろ勝率は高い方ではないだろうか。そのため仮にクリアボールが高く上がったとしても競り合いに勝てる確率は低くはないだろうし、運よく裏へ抜け出すことができたのであればスピードでぶっちぎることは可能だ。そのため、今後ルーカスを起用していくなら、完全なカウンター狙いでドリブルさせてファールをもらって時間を稼いでいくというのが一番現実的ではないか。

まとめると、全体的に課題が多かった試合といえる。しかしながらそんな中でも勝利をできるようになったのは大きな意味を持つのではないだろうか。これから代表ウィークに入るため、代表に選出されている選手は、ケガやCOVID19に気を付けて移動し活躍してもらいたい。

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