トッテナム・ホットスパーとレスター・シティの一戦は、3-0でトッテナム・ホットスパーが勝利を飾った。
トッテナム・ホットスパー
FW ソン↓89 ケイン ルーカス↓77
MF ロチェルソ↓77 ウィンクス↓90+2 シソコ
DF デイビス アルデルヴァイレルト サンチェス オーリエ
GK ロリス
ベンチ:ガッサニーガ、ヴェルトンゲン、ラメラ↑77、セセニョン、フォイス、ベルフワイン↑77、スキップ↑90+2、G・フェルナンデス↑89、タンガンガ
レスター・シティ
FW ペレス↓59 ヴァーディ バーンズ↓83
MF トーマス ティーレマンス↓70 ンディディ↓70 ジャスティン
DF エヴァンス モーガン ベネット↓45
GK シュマイケル
ベンチ:ウォード、グレイ↑45、イヘアナチョ↑59、チョードゥリー、ジェームズ、メンディ↑70、プラート↑70、ジョンソン、ハースト↑83
メンバー選考は、どちらも前節と同じ布陣、同じメンバーをチョイスしてきた。スパーズに関してはオーリエの出場は意外だったものの、両チームとも特に驚きのメンバーはなく、現状のベストメンバーを選んできたといっていいだろう。
この試合内容は、終始レスターがボールを保持し、トッテナムがカウンターを狙うという展開が続いた。現にポゼッション率がスパーズ29%、レスター71%というのが何よりの証拠だろう。さらにはシュート数もスパーズ7本に対してレスター24本と圧倒されていた。にもかかわらず、勝ったのはスパーズ。しかも3-0。モウリーニョらしいといえばらしい勝ち方といえるだろう。ただし、この試合内容に関しては、現地解説者などから様々なことを言われている。例を挙げると、サポーターがいなくてよかった。サポーターがいたらこんな退屈な試合ではフラストレーションが溜まってしまうだろう。とのことだ。
わたしはこの内容に関しては問題ないように思う。その理由はシンプルで、現状でヨーロッパの舞台を目指さなければならず、そのために勝利が必要だからだ。シーズン途中就任のモウリーニョにとって、まだ自分の理想のチームではなく、現状で勝つためにはこの戦術が最適だからだと思う。来シーズン、もし補強費があるようなら、理想とするチームつくりを始めるはずだ。そこからがモウリーニョ監督を正しく評価できると思う。退屈なチームか楽しいチームなのかは、来シーズンのお楽しみだ。
話を試合に戻そう。スパーズは枠内シュート3本。レスターは6本。そのうちスパーズは3得点を挙げた。これを見る限りでは効率の良い攻め方ができているものの、被シュートが多すぎる。シュートを撃たれるまで攻め込まれているとも考えられ、現にロリスのビッグセーブがなければ試合がどうなっていたのかは不明だ。特にサイドを切り崩される場面が目立ったため、サイドバックの選考を今一度考慮する必要はある。ウォーカー=ピーターズは先日の試合でサウサンプトンにてマン・オブ・ザ・マッチを獲得しているなど将来に期待できる。また、モウリーニョ監督は一貫して同チームのホイビルクの名前をリストアップしているとのうわさがある。彼は中盤の今スパーズにいないアンカーのつぶし屋といっていいだろう。ここを獲得できれば、より守備は安定すると思う。
デレ・アリに関しては、今シーズンは厳しいとの見方が強い。ロチェルソが調子を上げてきたため、復帰後どこのポジションに入るのか難しくなるだろう。トップ下を置くシステムに戻すのか、はたまたベンチなのか。来シーズンの楽しみになるだろう。
レスターとしては、マディソン、チルウェル、オルブライトンといった主力メンバーのケガや、ソユンチュの出場停止が響いている印象。実際のところ、再開以降急速に勢いがなくなり、いよいよマンチェスター・ユナイテッドと勝ち点62で並んだ。そして次の対戦相手はなんとそのマンチェスター・ユナイテッド。3位チェルシー勝ち点63と5位ユナイテッドはFAカップの関係で消化試合数が1試合少ないため、結果次第でレスターのCL出場権が危うくなる。
次節は最終節。トッテナム・ホットスパーはクリスタル・パレスとアウェイでの対戦。最終節はいろいろなドラマが起こりそうだ。
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