マンチェスター・ユナイテッド vs トッテナム・ホットスパー マッチレポート

サッカー記事

マンチェスター・ユナイテッドホームで行われたトッテナム・ホットスパーとの一戦は、1-6でトッテナム・ホットスパーが勝利を飾った。

マンチェスター・ユナイテッドベンチ

ヘンダーソン、リンデレフ、マタ、リンガード、フレッジ↑45、ファン・デ・ベーク↑68、マクトミネイ↑45

トッテナム・ホットスパーベンチ

ハート、ドハティ、アルデルヴァイレルト、ウィンクス、デレ・アリ↑69、ルーカス↑45、デイビス↑73

この試合は、序盤から両チーム前線のプレスが激しい展開となった。そしてユナイテッドは、前線から圧力をかけてスパーズ陣内でボールを奪いマルシャルがサンチェスからPKを奪取。これをブルーノが落ち着いて決めてユナイテッドは幸先の良いスタートを切ったかに見えた。

しかし、スパーズはすぐに追いつく。先日のマッチプレビューの中で、ユナイテッドは守備時の課題点であるネガティブトランジッションやサイド攻撃をどのように封じるかがこの試合のキーになると話させていただいた。それは、スパーズが速く鋭い攻撃を仕掛けてくることが多いからだ。スパーズはこの試合、ユナイテッド守備陣のごたごたを見逃さなかった。4分の得点はマグワイアのバックパスミスを狙い、7分の得点はケインの得たフリーキックをリスタートでゴールへ持っていった。どちらも今現在のユナイテッドの課題ともいえるシーンからの失点だった。

その後の28分のレッドカードのシーン。これはかなり物議になるだろう。これが私はマルシャルのレッドカードになるとは思えない。仕掛けたラメラも悪いが、誘いに乗ったマルシャルも悪い。喧嘩両成敗の両者イエローカードが妥当だろう。VARにはチェッキングレッドカードがあるはずで、確認しないテイラー主審もいささか問題だとは思う。これがレッドカードであるならば、33分のバイリーがケインの足を踏んだ時、終盤のルーカスをファールで止めたショーがレッドカードになっておかしくないだろう。今一度基準を明確にしてもらいたいものだ。VARについては、このインターナショナルマッチウィークの期間を利用して、コラムを掲載したい。

その後のユナイテッドは、数的不利を引きずったのか、少し動揺したのか。31分37分と立て続けにスパーズに得点を許した。後半もメンバーチェンジしたものの、流れは引き寄せられず、結局1-6でトッテナム・ホットスパーが勝利となった。スパーズにとって鬼門となっていたオールド・トラフォードだが、かつての怖さはなくなったようだ。

スパーズはこの試合、ロチェルソが負傷欠場でベンチ外。好調をキープしミッドウィークのELプレーオフのマッカビ・ハイファとの一戦で2ゴールを決めていたアルゼンチン人がいなくなるのは不安だったが、それも杞憂におわった。代わって入ったエンドンベレは、今シーズンのリーグ初ゴールという素晴らしい仕事をやってみせた。先制ゴールのシーンでも、しっかりゴール前へ詰めたことが得点へもつながったし、それ以外のシーンでも前線へ攻撃の起点となる動きやパスも見事だった。シーズン前までにわかにささやかれていた退団の噂も、もはやどこかへ消え去った。スパーズにとって欠かせない選手の1人になってきたのではないか。

もはやどの選手も欠かせない選手となるつつあるが、そんな中で新加入選手のサウサンプトンから移籍してきたホイヴィアは、中盤を盤石にするうえで最も大切なピースとなったのではないだろうか。現在のスパーズは、昨シーズンから戦術を変更し、右サイドバックが上がり左サイドバックが攻撃時には低い位置取りをするシステムではなく、両サイドバックが上がり攻撃参加するシステムになってきたようだ。現にこの試合でも、レギロンとオーリエは常に攻撃時は両サイド高い位置を取って攻撃に厚みを持たしていた。その際CB間に降りてきて上手くバランスを取り、なおかつ攻撃にも要所で参加する姿勢は、長年このチームに在籍していたかのような動きであった。51分には、エンドンベレ→ルーカス→ホイヴィア→オーリエでワンタッチの崩しからゴールを奪った。攻撃だけでなく相手陣内で奪われた際のネガティブトランジッションの際にも、素早くボールホルダーに詰め寄り刈り取り攻撃の起点をつぶすのと同時にショートカウンターへつなげるきっかけともなる動きも見事だった。これ以上長く語ると、マッチレポートではなくなってしまうので、新加入選手の話や現スパーズ所属選手に関しては、こちらもインターナショナルマッチウィークを利用してコラムを掲載したい。

スパーズをトータルで見ると、一言でいうならチームの形が出来上がりつつあるといったところか。これまでの試合で課題だった前線のアイディアなどもエンドンベレやケインによって解消されつつある。この試合でもケインは中盤まで下りてユナイテッドをかく乱させて起点を作っていた。守備の場面ではDF陣が集中し、ユナイテッドにほぼほぼ決定機を作らせず、シュートを撃たれてもブロックにしっかり入り枠内に飛ばさせないようにしていた。そして何よりこの試合で感じたのは、勝ちたいという姿勢が垣間見えるようになったことだ。私が感じたのは、7分のソンのゴールシーンだ。ソンがループ気味で撃ったシュートにラメラが全力疾走でゴールへ詰め寄り、結局そのまま触らずソンのゴールになったが、このゴールへの執念はかつてなかなか見られなかったものであり、大きな変化ともいえるのではないか。また、51分のオーリエのゴールには、ほぼ全員がオーリエに寄って祝福していた姿を見ると、チームの雰囲気の良さも感じる。攻撃も守備も満足いく出来となって、この過密日程を乗り越えられたのは大きな意味を持つだろう。ましてやユナイテッドに6-1。選手たちの自信にもつながる大きな大きな勝ち点3だ。

対してユナイテッドは、今シーズンの課題点を一気に見せつけられた試合になってしまったといっていいだろう。確かに28分のマルシャルの退場はかなりの痛手になったことは間違いない。しかしそれ以前に、仮に11人いたとしても勝利どころか引き分けに持ち込むことも難しかったように思う。ポグバとブルーノ・フェルナンデスの攻撃時のパスセンスやオフザボールの動き、ラッシュフォードの突破力やグリーンウッドのシュートセンスは脅威である。だが守備陣営はこの試合でもごたごただった。前節のリーグ戦におけるブライトン戦でも、ポストに5回も救われて運に助けられていただけであって、あの試合はポストに当たったシュートが全部入れば、3-7でブライトン勝利に終わった可能性もあったわけだ。

それをふまえると、この試合では前節の反省点がまるで改善されておらず、おのずと結果に反映されてしまったといっていいだろう。DFだけが悪いわけではないと思うが、最初の3失点はすべてDFのミスや意識の低さが露呈してしまったといえるだろう。マグワイアのバックパスミス、リスタートへの対応、ビルドアップ時のパスミス。そんなユナイテッドになぜCBの獲得の噂がほとんどない。ユナイテッドこそシュクリニアルを獲得するべきだろう。無論スパーズもシュクリニアルを獲得できるのであれば譲ることはしたくないものだ。この国内外のマーケットが閉まる直前の試合で出た課題が、選手獲得に反映されるのか。もしくは獲得せずにインターナショナルマッチウィーク期間に課題点を修正するのか。次のユナイテッドの試合をぜひ観てみたいものだ。

余談だが、インターナショナルマッチウィーク期間はスパーズの選手をまとめてつつ、上記でも述べたVARについてのコラムを掲載する予定だ。そして日本代表の試合もプレビューしたいと思う。また、いよいよ10/9にFIFA21が発売されるが、その中のキャリアモードでスパーズを率いていく予定だ。しいては今後のキャリアモードではブログを観てくださっている方々と一緒にチームを作り上げていきたいと考えています。選手獲得や放出、戦術などをコメントやツイッターの方で意見をくださると幸いです。皆さんのお力で、スパーズを強くしてみませんか?

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