京都スタジアムの件から考える大事なこと

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聖火リレーの件があった京都スタジアム。

京都スタジアムの件から見る芝生管理
5月30日の京都サンガの試合で聖火リレーの跡がひどく炎上した件について書かしていただきました。 私の中ではオリンピックに関する疑念がより強まった瞬間でした。

今回のことから私の思う大事なことを書いていきたい。そして最後には、皆様へのお願いもありますので、ぜひ最後まで一読いただきたい。

芝生のポジション

まず本題の前に、どのスポーツにおいても芝生というのは目立つことが少ないものだ。そして芝生が目立つときというのは、私の経験上2パターンあった。

1つは大雨でも水たまりが全くできず、プレーに大きな支障がない時。そしてもう1つが芝生の状態がよろしくないとき。特に後者の芝生の状態がよろしくないときの方が注目度が高いのは、今回の京都スタジアムの件から皆さんも感じたのではないだろうか。とはいえ、これは日本国内だけの話ではないだろう。

このことからも、ピッチ上の「芝生」は、いいコンディションの時は触れられず、悪い時だけ悪目立ちしてしまうポジションにいる。

とはいえ、あくまでもピッチ上は選手が主役であり、芝生は脇役だ。この芝生のポジションに変化を起こす必要はない。私がここでお伝えしたいのは、目立たないからといって軽んじるものではないということだ。それは今回の件で多くの方が存じたはずだ。

今回の件から学ぶ大事なこと

では本題に入ろう。今回の事例からはスタジアムで収益を稼ぐことに関しては何ら問題はない。大事なことは、その収益とピッチ上におけるスポーツのパフォーマンスレベルが落ちないことを両立していくことだ。

聖火リレーが京都スタジアムで行われたことに関しては、悪いわけではない(車両乗り入れは無論ナンセンスだが)。しかしやり方は他にもあったのではないか。ピッチ上の芝生をランナーが走るだけで、車両を乗り入れるのではなく定点カメラで撮影する。もしくは芝生の上ではなく外周のウレタンの周りを走るなど他にも方法があったのではないだろうか。

もしくは日程を運営側が調整して、京都サンガさんや他の競技やコンペティションがしばらく無いタイミングで、芝生が元に戻るための養生期間や張り替える期間を確保したうえでイベントを行っても良かったのではないか。

とはいえ終わったイベント、そして傷んだ芝生は元に戻らない。ここからどう次へ活かしていくのかだ。芝生は上記でも述べたように、目立たないポジションがゆえに軽視されやすい。そのため、少しでも多くの方が芝生について理解し、知識や知見を持つことで、よりよいスタジアム運営ができるようになると思う。他のスタジアム、そしてこれからスタジアム建設を行い運営していくところは、今回の件を参考にして、スポーツを盛り上げていけると良いのではないでしょうか。

そのピッチ上のクオリティと収益確保の両立もまた非常に難しい問題でもある。スタジアムが無ければ、芝生のグラウンドが無ければ我々の仕事は存在しない。厳しいがスタジアムを運営していくにはお金が必要だ。運営側、選手側、グラウンドキーパー側と全員がwin-winの関係になることが理想だ。前回も話したが利用してこそ芝生でありスタジアムである。全員が学ぶ良いきっかけになったのではないだろうか。我々グラウンドキーパーも日々精進し、様々な条件でも耐えられる、早く回復できるような知識や技術を身に着けていく必要もある。私もこれから自分の目標のために日々精進してまいります。

最後にお伝えしたいこと

正直なところ、今回の京都スタジアムの件がここまで大きなことになるとは思っていませんでした。

それで私が感じたのは、ぜひとも良い時の芝生の状態のスタジアムや練習場など賛美を送ってもらいたい。それは皆さんが応援しているクラブのグラウンドキーパーにとってうれしい声援になるはずだ。どんな天然芝のピッチでもグラウンドキーパーは必ずいる。皆さんの応援がその方々のお力になるはずだ。

状態が悪い時は、、、頑張ります。。そっと見守っててください。

ちなみに芝生も光の当たり方や模様次第ではいわゆる映えることもある。

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人の写っていない方が私の管理する芝生で、人の写っている方は一昔前のプレミアリーグの芝生の模様をインターネットから拝借したものだ。近年では芝生の模様が縦横に落ち着いてきたが、練習場や利用がしばらく無いグラウンドではこういった刈込を行うところもある。芝生の模様など芝生に関しては以前私が書いたブログを参考にしてみてほしい。

芝生の疑問を解決!日本のピッチと海外ピッチのって何が違う?芝生の模様ってどうやってできる?
日本とヨーロッパ(主にプレミアリーグ)のスタジアムや練習場の芝生管理についてまとめました。 これを見て芝生に理解を深めていただけると幸いです。

全員で学び、全員でよりよいピッチやスタジアムを作り上げていきましょう!!

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