LASK vs トッテナム・ホットスパー マッチレポート

サッカー記事

UEFAヨーロッパリーググループステージ第5戦、LASKとトッテナム・ホットスパーの一戦は、3-3のドローで決着がついた。なおこの結果により、トッテナム・ホットスパーの決勝ラウンド進出が決定した。

マッチレポート

LASKベンチ

ケベルコ、ジェバウアー、ハウドム、カラモコ↑69、プロヤー、ポツマン、ラムセブナー、レイター↑69

トッテナムベンチ

ホワイトマン、ウィンクス、ダイア-↑71、シソコ↑65、デレ・アリ↑82、ベルフワイン↑65、オーリエ↑82、オースティン、クラーク、ホワイト、スカーレット

スコアラー

LASK

42:マイコール(ゴイギンガー)

84:エッジステイン(アンドラーデ)

90+3:カラモコ(ランフティル)

トッテナム

45+2:ベイル(PK)

56:ソン(エンドンベレ)

86:デレ・アリ(PK)

試合内容

スタッツ

この試合、決して褒められるべき結果ではなかった。スパーズの3得点のうち2得点がPKによるものだった。それだけでなく、支配率も45%、シュート数もLASKより6本少ない8、パス本数もLASK334本に対して271本。成功率も67%。残念ではあるが、どちらのチームがプレミアリーグで戦っているクラブなのか分からないようなスタッツだった。

失点の場面

1、3失点目

失点の場面を見ていこう。1失点目は左サイドからのボールを受けた選手が中央で受けてペナルティエリア手前25m弱のところからミドルシュート。コースも良くいいシュートだった。

この場面の問題点は中盤の寄せの甘さ、そしてボランチとCBの間の間があったことではないだろうか。この試合では、特にこのスペースを使われることが多かった印象だ。ハーフタイムなどに修正できなかったことも問題といえるだろう。

3失点目も同様に、ペナルティエリア手前付近でボールを受けた選手がシュートを放っていた。この場合、サンチェスが前に詰めることができただろうが、いずれにしても中盤の最も固めるべきところを守れていなかったことが、この試合の結果に繋がったように思う。

2失点目

2失点目は、明らかにこちらの守備のミスといえる。ドハティはおそらく相手左サイドハーフの選手にマークに行こうとした瞬間だったのだろう。その一瞬にパスを送られた印象だ。

しかしながら、サンチェスが近くにいたにもかかわらず、簡単に前を向かせてしまったことは大きな問題だ。ドハティがサイドの選手のケアに行くことが見えていたであろうことからも、このミスはサンチェスの寄せの甘さによるものだと私は思う。

試合結果と内容から見える序列

今日の試合結果から見ると、モウリーニョ監督が何故昨シーズン起用が多かったサンチェスやデイビスの起用が少ないのか分かってきたのではないか。また、ルーカスといった他の選手も同じことがいえるが、ここでは長くなるので、別の記事で序列については改めて話したい。

デイビスについて

デイビスは昨シーズン、控え選手が本職でない選手しかいなかったため出場し続けた理由はよくわかる。厳しく言うなら、デイビス以上の選択肢がなかったからともいえる。現に今シーズンはレギロンが加入して以降、リーグ戦やケガなどがなければ、ほとんどの試合でレギロンがスタメンを飾っている。

デイビスの何が問題なのだろう。私が思うに彼はサイドバックに必要なストロングポイントがなく、平均的すぎることだと思う。確かにキックの精度はある。しかしながら、そのクロスボールを上げるために相手を剥がすことができないことや、スピード勝負で抜かれると敗れてしまうなど、瞬発力が彼のウィークポイントだといえる。そのため昨シーズンは、デイビスが下がり目でプレーして攻撃参加はさせずに後ろの組み立てに参加させていたのだとここにきて改めて感じた。

デイビスの昨シーズンの役回りは、「デイビスにとって」得な役割だったといえる。しかし今シーズンは、どちらのサイドも積極的にオーバーラップを仕掛けている。特に左サイドのレギロンは、自身のそのスピードを活かしている。昨シーズンと今シーズンで戦い方が異なっていることが、デイビスの序列を下げているのだろう。とはいえ、毎度ELなどメンバーを落とす試合のたびにデイビスのための戦術を組みなおすのはなかなか厳しいはずだ。そのため、デイビスの序列が下がることは何ら不思議なことではなく、徐々に左サイドバックとしての起用は減ってくるだろう。

では左CBとしての起用はどうだろう。実際に数試合ほどモウリーニョ監督はこのプランを試している。しかしながら、あまりいい結果が得られていないというのも事実だ。今後どう起用されていくのか、はたまた起用されないのか。私は後者だと思う。昨シーズンに契約延長したばかりだが、もしかすると近い将来放出の噂が出てくるだろう。

サンチェスについて

サンチェスは、リーグ戦ではニューカッスル・ユナイテッド戦を最後に起用されていない。先日のチェルシー戦では、リーグ戦初スタメンとなるロドンが起用されていたことでも話題に上がったが、彼の序列は相当に低いものだろう。その理由がこの試合でなんとなくわかった気がした。

まず寄せが甘いことだ。この試合でも2失点は寄せの甘さによるものだと私は見ている。その点、ロドンやダイアーは前に積極的に出てボールを奪いきる、クリアするといった積極性を見せていた。この差は監督の好みの問題かもしれないが、少なくともここぞという場面で前に出れないのはCBとしては問題ではないか。それに監督のモウリーニョも試合後の会見で、何人かの選手のモチベーションの欠如の話をしていたが、これは彼に対する発言ではなかろうか。

私の見立てでは、ダイアー、アルデルヴァイレルト、ロドン、タンガンガに次ぐ序列だとみている。しかしロドンはELに今は登録されていないため、最終戦でも起用はされるだろう。しかし決勝ラウンド以降は登録メンバーを確か変更できるはずだ。サンチェスからロドンに代わることは予想できる。彼もまた、移籍の噂は出てくると思われ、同時に新たなCB(シュクリニアル)の噂が出てくるだろう。

私はサンチェスの放出には否定的ではあるものの、このパフォーマンスレベルが続いてしまうであれば放出するべきだと思う。

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