レスター・シティ vs トッテナム・ホットスパー マッチレポート 20-21プレミアリーグ最終節

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20-21プレミアリーグ最終節、レスター・シティとトッテナム・ホットスパーの一戦は、2-4でトッテナム・ホットスパーが勝利をおさめた。これでレスターはCL出場ならず。ELに参加することに。スパーズはギリギリでECLという新たなヨーロッパのコンペティションへの参加権を獲得した。

試合詳細

フォーメーション

レスターベンチ

ワード、モーガン、アマーティ、フクス、↑21メンディ、↑62ペレイラ、チョードゥリー、プラート、↑80ペレス

スパーズベンチ

ハート、↑90ロドン、ダイアー、ラメラ、↑68ベイル、↑68ベイル、ヴィニシウス、スカーレット、ジョン

スコアラー

レスター

18:ヴァーディ(PK)

52:ヴァーディ(PK)

スパーズ

41:ケイン

76:OG(シュマイケル)

87:ベイル(ケイン)

90+6:ベイル

メンバー選考

まずは両チームのメンバー選考を振り返ってみよう。

レスター・シティ

レスターは前節チェルシー戦からペレスをイヘアナチョに変更したのみ。ケガ人はウンデル、バーンズ、ジャスティン、エヴァンス。

このメンバーを見る限り、現有戦力で最もロジャース指揮官が信頼を置くメンバーと好調の選手を起用してきた。特にイヘアナチョに関しては、シーズン終盤に入ってからゴールを量産しており、その期待を込めてこの試合ではヴァーディの相棒に選んだのだろう。

エヴァンスがチェルシー戦で負傷したため、バックラインにやや不安が垣間見えるも、ソユンチュのカバー力とフォファナがいればでそれを補えるだろう。レスターにとって不運だったのは、そのフォファナが前半の21分に負傷離脱してしまった点だ。彼の交代のシーンの涙は、敵ながら熱いものがこみ上げてきた。

さて、このメンバー選考の理由について触れていくと、狙いとして後ろからのロングフィードにイヘアナチョやヴァーディを走らせて裏を取り、そこから二次三次攻撃を仕掛けていくイメージだろう。また、前線からもプレスをかけることで、やや後ろからのボール回しやビルドアップに不安のあるスパーズを困惑させるために2トップを採用したのだろう。

そして両ワイドにオルブライトンとトーマスというダイナモを起用し、サイド攻撃時にはより厚みをもたせ、守備時にはしっかり戻って守備をしてソン・フンミンといった両ワイドの攻撃陣を自由にさせない狙いが見えた。

トッテナム・ホットスパー

スパーズはデイビス、タンガンガが負傷離脱との情報があった。しかしながらこの試合でベンチにすら入らなかったシソコ、ロチェルソ、エンドンベレ、オーリエに関しては、正確な情報は不明。いくつかの情報筋では、病気やその回復から十分な体力が戻っていないという情報もあった。いずれにしても公式な発表はなく、真偽は不明。

そのスパーズだが、ここにきて前節から2枚変更。負傷のタンガンガのポジションにドハティ、ダイアーをサンチェスに変更。ドハティに関しては消去法な気もするが、3バックを採用したレスターのサイドはやや手薄になりやすいため、攻撃参加の得意なドハティを起用したのではないか。またサンチェスに関しては、走力の面でヴァーディとイヘアナチョもしくはペレスを止めるにはサンチェスの身体能力を見込んでの起用だろう。裏を狙ってくることが予想されるため、そこに対しての反応はダイアーよりサンチェスの方が上というメイソン指揮官の判断だろう。

ベンチにはユースからスカーレットとジョンが入った。そして中盤の選手が誰もいないという状態だったため、かなりサポーターは不安だったのではないか。私もこの采配に関してはかなり思い切ったことをしてきたと感じた。

とはいえ、この試合で負けるとカンファレンスリーグに参加が難しくなるだけでなく、アーセナルよりも下になる可能性もあったため、後ろの枚数をベンチに増やすよりも、攻撃に全振りしてあわよくばELに出場することも視野に入れていたのだろう。

試合展開

試合は立ち上がりこそスパーズがボールを保持してレスターがなかなかボールを奪えない時間があったが、それも10分頃まで。以降はレスターがボールを握り始める。すると15分にレスターはヴァーディがボールを持つと、エリア内へ侵入しアルデルヴァイレルトと交錯。これにはVARの結果ファールの判定でPKに。これをヴァーディが冷静に決めて1-0で先制。スパーズにとってはいきなり苦しい展開に。

しかしレスターに試練が。21分にCBの中央で構えていたフォファナが負傷離脱。嫌な展開になったが29分にレギロンがパスミスをしてこれがイヘアナチョに渡ってしまう。しかしシュートは大きく外れてレスターは決定機をものにできず、スパーズは命拾いした。

そのままレスターの時間が続いていくかに思われ、前半が終了するかと思われたが、41分にスパーズが追いつく。コーナーキックの流れたボールをドハティがキープすると、キックフェイントを挟んでシュート。これをエンディディがブロックするもセカンドボールをソン・フンミンがスパーズサイドから見てゴール右側から折り返し。これにケインが反応し素晴らしいボレーシュートで同点に追いつく。そして前半を終える。

レスターは勝利してCL圏を目指したい、スパーズはこのまませめて順位を落としたくない気持ちが前面に出る後半となった。後半開始6分に、マディソンのスルーパスをヴァーディが反応。この抜け出したところにサンチェスが詰めるも交錯してPKを献上。これを再びヴァーディが沈めて2-1と突き放すことに成功したレスター。

何としても追いつきたいスパーズ。68分にデレ・アリとベルフワインを下げてベイルとルーカスを投入してより前線を活性化させる。この交代策が当たったのか、ここからスパーズの猛攻が続く。そして迎えた76分のコーナーキック。ソン・フンミンのコーナーキックのボールをシュマイケルがパンチングで弾き飛ばそうとするも、上手く当たらずオウンゴールを献上し2-2の同点に。

このままいくとチェルシーと勝ち点差は並ぶもののCLには出場できないレスター。後がないレスターは80分にオルブライトンを下げてペレスを投入。しかしこの交代は私の目には悪手に見えた。

するとスパーズは、カウンターから87分、ついに逆転に成功。中央で受けたベイルが前を走るソン・フンミンにスルーパス。PKスポット付近でソン・フンミンがヒールで落とすとこれにケインが反応しソユンチュをかわしてゴールに迫るがシュートを撃つことができない。シュマイケルやメンディに囲まれるもなんとか打開できたケインが後ろから走ってきたベイルにパス。これをベイルが非常に冷静にグラウンダーの見事なシュートで逆転に成功。

これで集中力が切れたレスター。後半アディショナルタイムの終了間際にもミスからベイルにボールを奪われてゴールを決められる。そして試合終了のホイッスル。この試合は今までも何度か打ち合いを呈してきたがこの試合でも壮絶な打ち合いとなり、結局2-4でスパーズが勝利をおさめた。

試合のポイント

この試合のポイントは、レスターの交代策とシュマイケルのミスにあったように思う。

フォファナが負傷離脱したことにより、若干のシステム変更をしなければならなくなったレスターだったが、上手くこのピンチを乗り越えることができたこと。メンディも試合に上手く入ることができ、何度もスパーズの攻撃の芽を摘み未然にインチを防ぐことができていた。それがスパーズが最初のゴールを決めるまで枠内シュート0で抑えることができていた要因だろう。

しかしこの交代策が上手くはまったものの、マディソンからペレイラへの交代はイマイチぱっとしない交代策になってしまい、オルブライトンを下げたことで攻守のバランスが崩れてしまい自ら焦りミスを連発した交代策。シュマイケルというレスターのキャプテンがミスをして失点を献上してしまったことによる精神的な動揺など、レスターにとってはスパーズの脅威というよりは、自ら首を絞めてしまったように思えた。

とはいえ私が感じたのは、この試合に限った話でいえば戦術云々ではなく、勝利への執着心こそスパーズに勝利をもたらしたといえるのではないか。正直に申し上げると、スパーズが先制された時点で、私は睡眠に入ろうかと思った。それは今シーズンのスパーズは、私の集計ではリーグ戦で3度しか逆転で勝利することができず、そして試合終盤での失点は嫌というほど見ており、その終盤に得点を決めた試合もあまり記憶になかったからだ。追いつけると思わなかった。

しかしこの試合は違った。全員が勝利を目指しており、わずか11分間で逆転に成功し20分間で突き放すことができた。今シーズンここにきて我々サポーターが見たかったスパーズを見ることができた気がした。厳しいことを申すと、このメンタリティで今シーズンのすべての試合を挑んでほしかったところではあるが。いずれにしても、この苦しんだシーズンをこういった形で勝利をおさめてシーズンオフを迎えることがd系るのは非常に意味のあるものだと思う。来シーズンは今回の試合のようにモチベーション高くすべての試合に挑んでもらいたいものだ。

来シーズンまでのブログ運営について

まずは、今シーズンスパーズの応援をここまでしてこられた皆様、1年間お疲れ様でした。

シーズンオフはスパーズの移籍の噂やチーム情報などをお届けしつつ、芝生のことや、私が普段サッカーやフットサルで使っている道具についての記事をかけたらいいと思っています。

直近で計画しているのは、プレミアリーグのハイブリッドターフについてです。今後ともよろしくお願いいたします。

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