シュケンディア vs トッテナム・ホットスパー レポート

アディダス

シュケンディアとトッテナム・ホットスパーの一戦は、1-3でトッテナム・ホットスパーの勝利に終わった。

シュケンディアベンチ

レドジェピ、サドリウ、メルディアニ↑85

ネツィリ、ゼイヌライチ↑77、ラマダニ↑85

エスサール

トッテナム・ホットスパーベンチ

ロリス、ダイアー、ドハティ、シソコ

ロチェルソ↑59、ケイン↑59、ルーカス↑65

スコアラー⚽

シュケンディア

55:ナフィフ(ドリエフ)

トッテナム・ホットスパー

4:ラメラ(ソン)

70:ソン

79:ケイン(ソン)

【送料無料】20-21 トッテナム 3RDレプリカユニフォーム/レプリカウェア【smtb-f】

価格:12,650円
(2020/9/25 16:15時点)
感想(0件)

メンバーを見ていこう。サウサンプトン戦からは6人を入れ替えた。ケインを温存しデレ・アリが開幕戦以来となる先発起用でトップ下に入り、ワントップにはソンフンミンが入った。そしてエンドンベレは先日のサウサンプトン戦に引き続きスタメンに名を連ね、この試合では90分戦い抜いた。GKポジションにはハートが入り、第2GKは今後もハートでいくことの表れとも取れた。気になるガッサニーガの去就は今のところ音沙汰なし。彼の能力を考えると、第3GKで良しとはしないだろう。

試合内容を見ていこう。まず全体を通してスパーズがボールを保持し、シュケンディアはブロックを形成して守りを固めるといった展開となった。それはスタッツの支配率でスパーズが65%という数字を出していることからもうかがえる。またパス総数も685とシュケンディアの372本の倍近くの数字からもわかるだろう。

そして試合は早い時間に動いた。開始4分にソンから右サイドでフリーのラメラにボールが渡りシュートを放ちゴール。この時間帯のゴールは本当に久しぶりだった。これでスパーズサポーターは安堵したように思えたが、決してそうではなかった。2点目を取りに行く意思がないのか、裏を積極的に狙っていく姿勢が薄れていたように感じ、全体的にバックパスや横パスが目立った。また、サイドに展開しエリア横にボールが渡ってクロスを入れても中の人数が揃っておらずイマイチ効果的な攻撃とはならなかった。

守備時にも切り替えが遅い選手がおり、特にデレ・アリは奪われた瞬間に止まってしまい、ワンテンポ遅れてしまう場面が多かった。後半に交代してしまったのは致し方ないといえるだろう。後ろも後ろでブロックを形成しても、CBと中盤の間が空くという相変わらずなザルぶりを見せていた。そのため、後半に入って55分には、左サイドへのプレスが甘く、簡単に中央へボールを渡さシュート。これがこの試合唯一の被枠内シュートだったが失点。ここでもデレ・アリとベルフワインがこのシュートを撃った23番のナフィフにマークもしくはパスコースを消すところまで戻れていれば防げた失点といえるだろう。

それ以外にも、クロスへの対応は一歩遅れてしまうシーンがあった。印象的なのは、シュケンディアの32分のコーナー。ニアへ早いボールを入れられてギリギリの対応。誰がどこに飛び込むのか明確に定まっていない、そんな気がしたシーンだった。また、スパーズ自陣の右サイドからクロスを簡単に入れられるシーンが多かったように感じ、オーリエの守備の軽さもこの試合でより顕著に見えた。

結局失点して少し経過した時間帯にケインとロチェルソ、ルーカスを投入することになった。この交代から流れが変わったのか、スパーズは一気にチャンスを作れるようになった。裏を狙うようになり、クロスも入るようになり、最終的に勝ち越し、追撃のゴールを決めて勝利となった。

気になった選手は何人かいる。まずは悪い点で気になってしまったのはデレ・アリだ。残念ながら、彼に今モチベーションが感じ取れないのはいささか引っかかる。奪われたあとやパスが引っかかった瞬間に切り替えてプレスに行くことやブロックを形成する動きが上記でも述べたがワンテンポ遅れてしまっていたのは見逃せない点だ。守備でも攻撃でもなかなか顔を見せることなく出番が終わってしまったところをみると、放出候補といわれても不思議ではないだろう。昨シーズンの成績が決して悪かったわけではないだけに、このパフォーマンスレベルを見ると、高い値段で売却できるときに売却してもいいかもしれない。本人に残留の意思があるとしても、スパーズにとって、デレ・アリにとって最善の選択となることを祈っている。

話を試合に戻そう。両サイドバックはこの試合でも積極的な上りを見せていた。モウリーニョ監督就任当初の攻撃時は左サイドバックが少し下がり目に位置して3バックで対応していく戦術ではなくなっていた。しかし、その両サイドバックの攻撃の質にはやや難があった。たしかにエリア横にオーバーラップしてクロスを上げるところまでは良いが、そのクロスの質が問題だ。また、オーバーラップだけで内側から追い越す動きなどインに入っていく動きが少なく、ワンパターンな攻撃参加となってしまっていたのは守る側にとって楽だったはずだ。攻撃参加に関してどういう指示なのか、細かい指示があったのかは不明だが、今後今日のスタメンの2人がファーストチョイスではなくなっていくだろう。

良い選手ももちろんいる。この試合ではラメラは良かったといえるだろう。デレ・アリの役回りともいえる後ろへ降りてきてビルドアップに参加する。前を向いてボールを運ぶなど組み立ての面でも一役買っていた。シュート数もこの試合で最も多い4本で枠内3のうち1本がゴール。チャンスメイク数3と攻撃面の貢献だけでなく、インターセプト3とチームで2番目に多く、守備時の貢献度も高かった。今後彼にチャンスが増えてくることが予想されるが、彼もコンディションに波があるため、このパフォーマンスを維持できるようであれば、スタメンの機会は増えてくるだろう。あとはケガが多い選手なだけに、そこが心配だ。

ちなみに余談だが、この試合でラメラのスパイクが気なった人もいるだろう。最初はアディゼロ2で、途中から左足がF50アディゼロ3で右足がF50アディゼロ2を着用。F50シリーズだが発売された年が違う。アディゼロ2が2011年ごろ。アディゼロ3が2012年から2013年ごろで、この黄色のスパイクは、ベイルがスパーズで躍進した時に履いていたスパイクであり、見覚えのある人もいただろう。

なぜこのようなスパイクをチョイスしたのかは不明だが、考えられる要因として、当時のモデルにはスピードスパイクでも天然皮革(当時はたしかタウラスレザー(牛革))を採用していたので、その履き心地が良かったから。現に昨シーズンはアディダスのコパ(銀色のスパイク)を着用するなど、カンガルーレザーのスパイクを着用していたことを踏まえると、レザー採用のスピードスパイクの着用もうなずける。ただし、画像からみると天然皮革にはない光沢がみられるので、この説はいささか可能性は低いだろう。

他にあるとすれば、今のアディダスのスピードスパイクのエックスゴースト(白色のスパイク)のスタッド(スパイク裏)形状が鋭くグラウンドに刺さりすぎてターンの時にロックがかかって足首に負担がかかりすぎる。逆に昨シーズン着用していたコパだと引っかかりが薄いため、過去のモデルのトライアングルスタッドを採用しているモデルを着用して、ちょうどよいグリップのスパイクを履いたのではないだろうか。グラウンズマン視点から見ても、このピッチは土っぽく(日本のJのピッチは基本的に砂採用)地面が締め固まっていたように感じ、硬いと鋭いスタッドではターンの際のグリップ過多になりやすく、またマイルドなスタッドでは刺さらず滑ってしまう可能性もあり、ケガの多いラメラにとってはリスクとなりえたからこのスパイクをチョイスした可能性もある(まあ、デザインが気に入っていただけかもしれませんがね・・・)

好きなスパイクの話がヒートアップしてしまったが、話を戻そう。エンドンベレがこの試合でフル出場できたのは、スパーズの今後にとってかなり重要なことだといえる。前回の試合でガチガチに巻いていたひざのテーピングもなく、12月以来のフル出場となるこの23歳は、この試合では攻守にわたって貢献した。守備時にはしっかり戻って相手のクロスボールをヘッドではじき返すことや、スタッツからボール奪取の回数が13回と断トツで多い数字を記録、タックルも5回中5回成功したところから見ても守備への貢献は大きかったはずだ。また、守備だけでなく攻撃でもパス総数95本で成功率89%を記録するなど、組み立てていく役割もしっかりこなせていた。プレーを見ていても、常に前を向き縦パスを意識している部分が見受けられるなど、攻撃のスイッチを入れるプレーも目立っていた。後半から出場したロチェルソとエンドンベレのビルドアップやボール保持はかなり効果的で、現にロチェルソ投入以降に2得点生まれており、チャンスも増えるなど今後期待が膨らむばかりだ。この2人を併用する場合、やはりアンカーポジションに守備に走れる選手やボールを刈り取れる選手が1人いることが、より攻撃時のクオリティを上げることに繋がるだろう。すなわち、この試合にホイヴィアが加われば、より面白いスパーズになるかもしれない。

最後にまとめると、課題の多い試合であったといえるが、この試合でもそれなりに収穫があった。エンドンベレの復調とラメラの好調だ。課題となりそうな失点のシーンに関しては、攻撃陣の戻りが遅いことが挙げられ、クロスへの対応ももう少し明確にするべきなどまだまだやるべきことはたくさんある。CBの獲得の噂があるが、この補強が果たして適切なものなのか。大事なのは、前線の選手がしっかり戻り守備をする意識を植え付けることではないだろうか。もちろんCBの補強を否定するわけではないが、このポジションの補強ですべてが解決するとは思えない。そして誰が外れどのようなCBのコンビになるのか気になるところだ。だがまずは、ストライカーのバックアッパーを獲得して、人員を整理してからのCBの補強でも問題ないだろう。もしかすると、レヴィ会長は獲得が噂される選手のチームに対して、「うちは無理に獲得する必要はないっす、ただ、もう少し値段を下げてもらえると即決ですけどね~」などと言い、うまく交渉している可能性も否定できないところが、この会長の怖いところである。

次の試合は日本時間9/27の22時からホームでニューカッスル・ユナイテッドとの一戦だ。その後9/29にカラバオカップ4回戦でチェルシー、10/1にELプレーオフでマッカビ・ハイファとホームで試合。10/5にはアウェイでマンチェスター・ユナイテッドとの一戦が控えている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました