スポンサーリンク

アントニオ・コンテとは何者か?経歴などから今後のスパーズを考える

サッカー記事

ここにきてトッテナム・ホットスパーの監督人事に急展開が起こった。

8位という順位ながらもヌーノ・エスピリト・サント氏の解任を発表。理由はいくつかあるだろう。棚ボタで得られた勝利、プランの見えない面白みに欠ける試合、枠内シュート2時間以上記録していない状況、ロンドン勢に4連敗など、成績面で不安定さを露呈させた。

そんな中、その後任にはチームの立て直しをはかるスペシャリストとも称される「アントニオ・コンテ」が就任した。

そもそもコンテとはどのような監督なのか?その経歴とともに今後のスパーズで期待できる点を挙げていきたい。

経歴

まずコンテの経歴についてだ。

選手時代はイタリアのクラブ、レッチェそしてユヴェントスで活躍。特にユヴェントスでは、キャプテンに選ばれるなど、選手時代からリーダーとしての実力を発揮。

2004年に現役引退を表明すると、すぐに指導者の道へ進む。

所属年数クラブ名
2005-06シエナ(アシスタントコーチ)
2006-07アレッツォ
2007-09バーリ
2009-2010アタランタ
2010-2011シエナ
2011-2014ユヴェントス
2014-2016イタリア代表
2016-2018チェルシー
2019-2021インテル

アレッツォで監督として初めてチームを指揮した際には、成績不振により辞任。

2007年から指揮したバーリでは、08-09シーズンにセリエA昇格を果たし契約延長をかわすも直後に契約解除。

その後のアタランタでは、わずか3か月半で辞任。

2010年には自信が過去にアシスタントコーチとして在籍していたシエナを率いて、降格からわずか1年でセリエAに復帰。

2011年からは、コンテが現役時代を過ごしたユヴェントスに指導者として帰還。否定的な意見がみられたものの、就任初年度から無敗優勝。セリエAも三連覇を果たし、ヨーロッパ記録の勝ち点102を獲得する驚異的な成績を残す。

2014年にコンテはユヴェントスを辞任すると、その年の8月14日にイタリア代表監督に就任。イタリアをEURO2016出場ベスト8に導いた。

2016年4月4日、舞台をイングランドへと移しチェルシーの監督に就任。自身初の国外挑戦となったチェルシーでは、クラブ記録13連勝、初年度に優勝を経験。

2019年からはイタリアに戻りインテルの監督に就任。そのインテルでは記憶に新しいと思われるが、20-21シーズンにユヴェントスの10連覇を阻止しクラブとして10年ぶりのスクデット獲得の大きく貢献。しかしシーズン終了後に補強方針のずれなどを理由に監督を辞任。

以降はフリーの状態で数々のクラブの監督就任の噂が飛び交っていた。そしてスパーズへの就任が決まった形だ。

どんな監督か

まず監督としてはユヴェントスの就任、チェルシーの就任、インテルの就任から見ていくと、ユヴェントスでは前年7位だったクラブを就任初年度には無敗優勝に導く。チェルシーでは10位だったクラブを翌シーズンに優勝に導く。インテルでは長くに渡って無冠だったクラブを就任初年度に2位、EL準優勝に導き、翌シーズンにはスクデット獲得。

このように、うまくいっていないクラブを指揮し、チームの立て直しを図るのが上手い監督といえる。

コンテのサッカーは、3バックを基本システムとし、3-5-2、3-4-3を過去に用いてきた。

ポイントとなるポジションは、両ウイングバックだろう。攻守に上下動できる体力を必要とし、守備時には5バックに、攻撃時には5トップにまで上下できるほどの運動量を求められる。チェルシー時代では、モーゼスがコンテの就任によって大きく花開いた選手になるなど、戦術理解度と攻守にわたって大きく活躍できる選手がウイングバックには必要不可欠だ。

もちろん、運動量が必要なポジションはウイングバックだけではない。すべてのポジションに言えることだが、コンテはまず攻守に走れる、スプリントできる選手を好んでいると思う。

戦術としては、過去チェルシーではビルドアップ時に中盤をアンカー的にしインサイドハーフやウイングバックも前線へと上がり中盤を空ける戦術を用いていた。この弱点となりうるパスカットに対しては、ボールの回収が上手いカンテをスカッドに加えることでそこからのショートカウンターをも狙う戦術だった。そのため、トップ下を主戦場としていたリンクマン的な存在の選手は、この戦術条件下では居場所を失う可能性が高い。

また、緻密な攻撃時の動きは、非常に戦術理解度を必要とするだろう。そのため、賢い選手とそうでない選手が誰なのかコンテになると明確に分かってくる可能性が高く、その点は非常に見ものだ。

インテル時代は、得点数89でアタランタに次ぎリーグ2位。失点数はリーグ最少失点を記録。現在のスパーズに足りないものをしっかり補える監督といえる。

しかしモウリーニョも守備に関してはその肩書を持っていたため、これがどれだけスパーズで体現できるのか見ていきたい。

Ikumi Hondaの考えるスパーズの予想スタメン

インテル時代は3-5-2でアンカーを置くパターンを多く採用。

これをベースとするならば、このメンバーが現有戦力で最もスタメンになりそうなメンバーだと私は思う。

ポイントは中盤に誰を配置するのか。私はスキップのアンカーにホイヴィアとエンドンベレのインサイドハーフを予想した。とはいえアンカーポジションには高精度のパスを出せる選手をインテル時代に配置していただけに、スキップではやや物足りない印象を受ける可能性はある。

そのため、ここにきてエンドンベレのアンカー起用という策を思いつく可能性もあり得るのではないだろうか。その場合はホイヴィアとスキップがインサイドハーフに入ることになる。

この2人がインサイドハーフに入ることによって、より高い位置でボールを刈り取ることができるチャンスは増えるのではないか。運動量さらにはパスカットといったセンスを持ち合わせているので、ハイプレスには欠かせない選手になるかもしれない。

とはいえ、エンドンベレのアンカー起用はやや守備面において不安があるため、すぐにではなく、将来的な1つの考え得るオプションの1つとして今は考えていた方がいいだろう。エンドンベレのアンカーをするなら、現実的にはロチェルソの方があっていると思われる。

ハイプレスという面においては、ポチェッティーノ時代に前線からのプレッシングに上手くはまっていたデレ・アリがここにきてチャンスを得ることも考えられる。

ウィンクス、に関しては、インサイドハーフが主戦場になるだろうが、多くの選手が中盤にいるため、どのような扱いになるのか気になるところ。以前の試合ではロングボールの精度にやや不安が残るシーンを多々見たため、コンテの求めるアンカーは厳しいような・・・

コンテ体制の初戦は、ECLという舞台ではあるが、現有戦力でどのようなことを行いたいかを公式戦の舞台で確認しておきたいだろう。そのためこの試合にはコンテが考える未来の選手選考が確認できるだろう。非常に楽しみである。

もしかしたら、全く違った戦術を披露するかもしれない。。

将来的な不安

コンテが就任して多くのサポーターはタイトルを獲得してきた経験のある監督が来るので、喜んでいるだろう。私もその1人だ。しかし不安があるとしたら、1つは就任期間の短い点だ。

コンテは上記の表でも書いたように、4年以上同じチームで監督を経験したことがない。退任という形が多いが将来的なビジョンとして今後スパーズのクラブ自体がどのようなプラン設計を描いているのか気になるところだ。

また、国内では無敵だったが、ヨーロッパの舞台ではまだ無冠である点も若干の不安はある。スパーズに関しては、国内でのタイトル獲得も急務なため、そこまで大きく考える必要はないが、いざ大舞台になった場合にヨーロッパのコンペティションにどのように挑むのかも気になるところだ。

そして補強方針を誰がどう舵を取るのか。ここがコンテを招集できた大きなポイントだと思われるが、今まで金額面で選手の獲得を上手くできなかったチームがコンテの要望通りの選手を連れてこられるのかも注目であり不安である。

今後の展望

まずスパーズがコンテ、モウリーニョとビッグネームを招集できるようになった時点で、クラブとしての価値が相当に膨れ上がってきたと感じた。

それゆえに、今後数年以内のタイトル獲得はマストといえる中で、現在フリーで招集できる経験値や実績を備えたコンテを呼ぶことができたのは、大きな意味があると思われる。

あとはそれに伴う結果が必要だ。まずはコンテの初陣は日本時間11月5日金曜日の早朝5時からホームでフィテッセとの対戦だ。そしてリーグ戦では11月7日23時よりエヴァートンとのアウェイ戦だ。

観客が戻ってきたため、スタジアムのキャパを考えるとかなり多くの収入を得ることができ、それがチームの補強費にプラスされることになるだろう。

そしてコンテが魅力的かつ勝利するチームを作り上げれば、よりスタジアムに足を運ぶ方々が増えてくる。そのサイクルを作り、コンテには自信が思う最強のスカッドを再現してほしいところだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました