21-22シーズンプレミアリーグ第9節、ウエストハム・ユナイテッドとトッテナム・ホットスパーの一戦は、1-0でウエストハム・ユナイテッドの勝利に終わった。これでスパーズはロンドン勢に4連敗となってしまった。
試合詳細
フォーメーション

ウエストハムベンチ
アレオラ、↑90ドーソン、ディオップ、アスビー、↑84ランシーニ、ウラシッチ、ノーブル、マスアーク、ヤルモレンコ
スパーズベンチ
ゴリーニ、サンチェス、ロドン、タンガンガ、デイビス、↑84ブライトン・ヒル、↑84ロチェルソ、デレ・アリ、↑90ベルフワイン
スコアラー
ウエストハム・ユナイテッド
72:アントニオ(クレスウェル)
メンバー選考
メンバー選考についてはプレビューで書いてあります。
私の予想したフォーメーション通りだったので、こちらをご参考までに。

試合内容
試合はウエストハム優勢で試合が運んだ。早速8分にフォルナルスが強烈なボレーを放ち、ロリスのビッグセーブにあったものの、ハマーズのこの試合に対する意気込みを感じるあいさつ代わりのシュートになった。
パスは回せているがなかなかフィニッシュに持ち込めないスパーズ。そんな中ハマーズは35分にソーチェクがヘディングでゴールを狙うも、わずかに外れてしまった。スパーズもレギロンのクロスからケインが合わせるもこれはファビアンスキがビッグセーブを見せて前半は終了。
後半はスパーズも徐々にハマーズゴールを脅かすようになる。しかし70分にカットしたレギロンが自軍でドリブルを仕掛け奪われてしまい、シュートを撃たれてしまう。ブロックしてコーナーに逃げることができたものの、そのクレスウェルが蹴ったボールにアントニオが合わせて72分にゴール。
スパーズも反撃を試みるも、やや選手交代の時間が遅かったか試合終了。試合は結局0-1でホームのウエストハムが勝利した。
試合のポイント
この試合のポイントは、ビルドアップ時におけるスパーズのクオリティではないか。
スパーズはこの試合で常に攻めあぐねていたといっても過言ではない。攻撃の方法はレギロンのクロスボールだよりになるシーンが多かった。
私が特に気になったのは、エメルソンがボールを持った時だ。SNS上にはエメルソンについてネガティブな意見が多いが、私はそう思わない。
というのも、まず圧倒的にフォローが少ないことだ。そしてエメルソンがボールを持った時の周りの動き、ポジショニングが絶妙に悪い。まずルーカスはインに絞っているため、エメルソンの前に縦へ走り込む選手がおらず、ウエストハムの左サイドバックはエメルソンにのみ気を付ければよくなるため、退陣に集中できる。
そのため、エメルソンよりも外側にいる選手がいない状況が多かった。ということは、ウエストハムからすれば、中央によるルーカス、エンドンベレ、スキップ、ホイヴィアをケアすればよくなるため、コンパクトな陣形でブロックを形成できる。
局面ではルーカスの突破力で打開できるシーンがあったものの、チームとして崩し切る力がまるで感じられなかった。
ヌーノの狙いとしては、ルーカスやソンをインに寄せ、レギロンとエメルソンがワイドに開いて攻撃を展開していたのだろう。しかしこの場合、サイドバックの選手が孤立してしまうデメリットもあり、サイドバックは追い詰められたら横パスやバックパスといった無難なパスしか選択しにくくなる。
結果的にエメルソンは孤立した形になり、ここで攻撃が停滞したような雰囲気になりエメルソンがサポーターから責められているような気がした。
解決策は、ボールを受けにくる選手が必要なことだろう。ルーカスではなくロチェルソがサイドに入ったらエメルソンと相性がいいかもしれない。
いずれにしても、この負けた時の何もできずに負けた感じはそろそろ無くしていただきたいものだ。選手交代も遅く意図も伝わりにくく微妙なものだった。もしかすると、交代選手に関しては信頼度がほとんどないのかもしれないが・・・
次の試合
スパーズの次の試合は日本時間10月28日3時45分からバーンリーとカラバオカップ。そして10月31日1時30分からホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦だ。
ユナイテッドはミッドウィークに試合がないため、休養十分な試合になるだろう。しかしポグバが退場しているため、この試合は出場停止だ。ロナウドvsロメロのセリエA対決も見ものだ。
さすがにロンドン勢に4連敗はしんどいです・・・
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