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プレミアリーグのルールをおさらい2020年9月時点

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サッカー記事
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昨日、いよいよイングランドプレミアリーグが始まった(2020年9月)。そこで今回は、プレミアリーグのレギュレーションやルールといったものを改めておさらいしよう。

年々レギュレーションが変化していくため、最新の情報は常に追い続けていただきたいです。私も可能な限り追加していきます。

このブログの作者Ikumiはアーセナルで
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
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ブログの作者Ikumiより

カード

まず、カードについて。

イエローカード

イエローカードは19節までに累積5枚で1試合の出場停止。32節までに10枚の累積で2試合出場停止。最終節までに15枚のカードで3試合出場停止。15枚以上の場合は1度リセットされ1枚からカウント。

また、監督やコーチにもイエローカードを提示されることがある。その場合は、4枚で1試合の出場停止。8枚で2試合、12枚で3試合、16枚で公聴会に呼び出しとなっている。

レッドカード

レッドカードに関しては、そのファールの重大さによって出場停止の長さが変化するため、一概には言えないが、その試合でイエローカード2枚の場合は、翌試合出場停止。基本的には1発レッドカードも1試合の出場停止だ。

カードの提示に関しては昨シーズンから攻撃側にクイックリスタートの意思がある場合、リスタートを可能にし、のちにボールがラインを割った際に提示することになった。これによって、意図的なカードを受けるプレーで攻撃を妨げることが難しくなるった。

セットプレー

ゴールキックに関しても昨シーズン同様にエリア内で味方はボールを受けることができるようになった。

選手交代は、タッチラインやゴールラインの最も近い場所から出ることを義務付けられている。

フリーキックの際、守備側が3名以上の壁を配置する場合は、攻撃側の選手は壁から少なくとも1m以上離れなければならなくなる。よって、時たまバニシングスプレーの線が2本になることがあるかもしれないが、それはこのレギュレーションによるものである。

ここまではおもなルールであり、特に変更はない。以下からは、少しの変更や改定があったルールについてみていこう。

ハンドについて

物議を醸していた、攻撃側のハンドリングについて。偶発的なハンドは、ゴールに直結した場合のみに適応されることになった。つまり、偶発的なハンドリングからボールが一定の距離パスやドリブルで動いた場合は、得点が決まってもハンドリングにならないということだ。

この適応によって、ハンドの定義が明確に定まったのかといえばそうではないと思うが・・・。ハンドの基準は、わきから下がハンド、肩はノーハンドとした。

そしてこれも昨シーズンたくさんの物議を醸したVARに関しても少し変更があった。まず管理責任がFIFAへ移行。これによってピッチわきにあるモニターをしっかり見てゴール、レッドカード、PKの判断を行っていくことになった。

2023年以降は、再びハンドリングの基準も難しくなった。自然な位置にある手に当たった場合、偶発的なハンドリングについては、比較的とらない方向のように感じる。自然な位置か否かというのは、すごく線引きが難しい。

オフサイド

オフサイドに関しては、オフェンス側がラインぎりぎりの場合は、副審はすぐに旗を挙げないようになった。オフサイドライン際で生まれたゴールチャンスは、一連のプレーが終わるまで旗を挙げない。すなわち、ゴールチャンスがあった場合、ゴールの有無にかかわらずプレーが切れるまでオフサイドの判定はせず、プレーが切れてからオフサイドの有無を表示することになる。ゴールが決まったら、VARで判断することになる。

2022年時点では、今見ているとVAR側がチェックしてその判断を仰ぐ形になっているのではないか。

近年だと、2022年カタールワールドカップで採用された半自動オフサイドが導入されるか否かについての議論が熱くなっている。

ペナルティキック

PKにおけるGKの位置取りについてもVARは多く介入してくることになりそうだ。

PKをGKがセーブした場合、足がゴールラインよりも前に出ていたらVARチェックが入っても場合によってはもう一度やり直し。

ただし、ボールがポストに当たってノーゴールになった場合にラインより前に出ていたとしても、やり直しにはならない。GKが失敗の要因になったと判断されればやり直しになりえる場合があるという主審の判断次第となった。

そして、PKキッカーが蹴る前に、フィールドプレイヤーがエリア内に入った場合は、守備側攻撃側どちらの選手なのかによって、攻撃側なら攻撃が、守備側なら守備面において有利になったかでやり直しとなる。

その他の変更点

交代人数に関しては、新型コロナウィルスの影響による中断期間から導入されていたクーリングブレイク(飲水タイム)は廃止。5人の交代も3人に(2022年には5人に)、ベンチ入りも9人から7人に戻るなど通常通りとなる(シーズン途中より9人へ変更、2022年も継続してベンチ入りは9人に)。

アディショナルタイムが今後は増える見通し。

その理由は、ちょっとしたプレーが止まった時間であっても、しっかりと計測するようになったからだ。そして、その影響で、スローインやゴールキック時の時間稼ぎ的行為に対しても、より一層厳しいものとなった。2023年の冨安選手のスローイン時のイエローカードは、その代表的な例だろう。

レフェリーへの抗議は、原則キャプテンのみに。そして過度な抗議はカードの対象となる。ただ、これに関しては、かなりのカード枚数がすでに出ているため、来シーズンは少し修正があるのではないかと思っている。

以上がおもなルールだ。イエローカードやレッドカードに関してはコンペティションやリーグによって枚数やサスペンション試合数が変わってくるので注意しましょう。では、今シーズンの皆さんが応援するチームに幸運を。

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