24-25シーズンプレミアリーグも無事に終了。
各クラブの選手、そしてスタッフの皆さん、お疲れ様でした。来シーズンも頑張りましょう。
芝生管理者にとって毎年気になるのは、Grounds team of the season、最もピッチコンディションが優れていたスタジアムに贈られる賞がどのクラブの手に渡ったのか。
今回は一体どこが手にしたのか。書いていきます。
また、前回のブログでは、EFLに所属するクラブのGrounds team of the seasonについても書いていますので、ぜひそちらもご確認ください!

このブログの作者Ikumiはアーセナルで
ブログの作者Ikumi
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
気になる方々はぜひ過去の記事を遡ってみてください。
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昨シーズンまでの受賞歴
昨シーズンまでの受賞クラブは以下の通りです。
2014/15 Arsenal/Manchester United
2015/16 Aston Villa
2016/17 Manchester United
2017/18 Watford
2018/19 Manchester United
2019/20 -(パンデミックにより無し)
2020/21 Manchester United
2021/22 Tottenham Hotspur
2022/23 Leicester City
2023/24 Aston Villa
22-23シーズンにGrounds team of the seasonのレスターシティのホームスタジアムであるキングパワースタジアムのヘッドグラウンズパーソンだった方が、マンチェスター・シティのホームスタジアムの管理に移籍したことでも話題になりましたね!
24-25シーズンの受賞者は?
では本題の、24-25シーズンの受賞者は・・・
ウエストハム・ユナイテッドのホームスタジアムである、ロンドンスタジアムです!
おめでとうございます!
プレミアリーグにおいては、試合後、レフェリーとマッチコミッショナーがピッチの採点を行い、その評価項目として、芝生の被覆、トラクション、ピッチの受けたダメージを評価します。
そして芝生コンサルタントが4月22日から4月24日にかけて、これらの評価が最も高かった5つのクラブを訪問し、ピッチ評価を実施。
訪問した際には、そのスタジアムのグラウンズチームと話し合い、シーズン中に直面した課題など具体的に話をして評価をするそうです。
そしてピッチの状態の写真が提供され、使用レベル、試合の映像、気候条件などの他の要素とともに総合的に評価されます。
ロンドンスタジアムは24-25シーズンプレミアリーグ開幕前には、メジャーリーグを開幕したり、コンサートを行ったりと、ピッチコンディションをいかに素早く戻すのかといったところが課題だったそうです。
ロンドンスタジアムは、完成以降Grounds team of the seasonを受賞するのは初。日々のピッチコンディション維持の努力が実を結んだ結果ですね!
来シーズンは一体どこが受賞するのか。このあたり芝生も注目して、ぜひプレミアリーグをお楽しみください!
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