イギリス時間2024年10月25日、ウェンブリースタジアムでの初めてのお仕事を行ってきました!
ここでも詳しく書きましたが、私の役割としては、主にウェンブリースタジアムで行われるサッカーの試合、そのほかのスポーツイベントやコンサートなどの際のグラウンズパーソンとしての役割。
もちろんアーセナルでの本業もありますので、多くの時間を割くことができない中、さらなる経験を積みたいため、この役割を担わせていただくことになりました。
このブログの作者Ikumiはアーセナルで
ブログの著者Ikumi
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
気になる方々はぜひ過去の記事を遡ってみてください。
SNSも発信中。気になる方はぜひフォローを!
Twitter: @Ikumi_grounds
試合の雰囲気
私のとって記念となる最初のゲームは、イングランド女子vsドイツ女子の代表選。
結果は3-4でイングランドが負けてしまいましたが、スタジアム全体の雰囲気はすごくよかったと思います。
ちなみに私にとって女子サッカーを現地で観るのは初めてでしたが、普段観る男子サッカーの試合とはまた違った雰囲気を感じました。
特にサポーターは女性や子供が非常に多く、歓声も野太い男性の声ではなく、女性の高い声だったことも、大きな違いの1つでした。
そして金曜日19時30分キックオフで、約49000人という観客動員数も、日本ではまだ観ることができていない雰囲気だと思いました。
芝生について
肝心の芝生についてですが、1週間前にNFLが行われていたこともあり、当初はどのようなクオリティになっているのか心配でしたが、到着して確認してみたら、問題なくサッカーに適したピッチに。
ただし、NFLに適したピッチコンディションにしていたこともあり、ピッチは少々柔らかくなりすぎている感じもして、選手たちもやや疲労を感じているようにも見えました。
個人的にこのアイディアはいいな、と思ったのは、こちらのライン。
これはゴールラインの少し後ろ側に書かれたラインで、試合前のGKの練習などは基本的にここで行われていました。
そのため、最もダメージの多いゴール前を試合が始まる直前まで、可能な限りクリーンに保つことができます。ぜひ多くの日本のスタジアムでも採用してほしいと思いました。
このように、コーチングスタッフの方々も、芝生をきれいに保つことで、自分たちのプレーにもいい影響を与えてくれるということを理解しているからこそ、成り立ってるのだと思います。何度もこのブログではお伝えしていますが、日本にはその文化がないので、コーチングライセンス取得時に、天然芝ピッチの使い方は学ぶべきだと思います。
当日の私のタイムスケジュール
この日の私のタイムスケジュールは以下の通り。
8時から12時15分まで、アーセナルトレーニングセンターでのお仕事。
その後帰宅し、15時30分に自宅を出発。
16時30分にウェンブリースタジアム到着、スタジアム全体の見学と道具や場所の説明。
17時30分、本格的に仕事開始。
23時30分、ウェンブリースタジアムを出発。
とにかく楽しかったので、疲れ等はなく、楽しんで仕事ができ、良い経験ができました!
次回のウェンブリースタジアムでのお仕事の予定は11月16日と17日。男子イングランド代表と男子アイルランド代表の一戦。
16日はアイルランドの試合前練習のため、補修作業やライン引き、芝刈りがメイン業務となるでしょう。17日は試合のため、この日と同じような作業内容になるかと思います。
ではまた👍
コメント