実は2024年2月にイタリア・ミラノへ行きました。
通常であれば観光地を巡る、といったことを想像するでしょうが、私は観光にあまり興味がないので、ここでも芝生を巡る旅をしてきました。
他にも目的がありましたが、それはまたどこかでお話ししましょう。
今回はかなり遅くなりましたが、訪問記を書いてきたいと思います。
旅の概要
訪問したのは2024年2月末。
イタリア人と会う約束が出来たこともあり、1週間前にフライトを決めて出発。
ロンドン・ヒースロー空港からミラノのリナーテ空港に到着。
その翌日に会う約束をしていたので、その日はのんびりホテルで休息。
そして次の日からは、ミラノの芝生を見て回る旅となりました。
最初の訪問先・圃場
いきなりコアな話になりますが、今回お会いした方の1人は、イタリアで芝生を生育して、それを様々な国に輸出する会社に勤めている方。
その方と待ち合わせをして、ミラノを車で回り芝生を巡りました。
圃場はこのような感じです。ここから芝生を巻き取って、出荷していました。
ハイブリットターフが付いたままで送ることが出来るので、スタジアムに到着してからハイブリットターフを施工する必要がなく、便利そうでした。
ちなみに、こちらの会社さんは、イタリア国内はもちろん、ノルウェーにも出荷しているとのこと。また、レアルマドリードさんのホームスタジアムである、サンティアゴ・ベルナベウさんの芝生も、このグループがスペインの圃場、もしくはイタリアの圃場から出荷したものを使用しているときもあるそうです。
訪問した日は、ミラノとは思えないほど雨が続いた日だったとか。
モンツァのスタジアムと練習場
次の訪問先は、モンツァさんの練習場とスタジアム。
こちらは練習場とスタジアムが非常に近いため、アクセスが非常に楽でした。
あまりセリエAの試合を観ることはありませんが、すごく綺麗なスタジアムだと思います。100%冬芝です。
練習場は、バミューダ(夏芝)を使っていたピッチが1面あり、オーバーシードのお話もできたので良かったです。
他にもACミランの練習場なども訪問しましたが、そちらは撮影禁止だったので残念ながらお見せすることはできません。
この日は圃場、モンツァ、ACミランといった感じで回り終了。そしてこの日にお会いした方ともこれでお別れとなりました。
サンシーロ
次の日は、サンシーロの方とお会いする約束をしていたので、サンシーロへと足を運びました。
ホームページ上ではサンシーロという会社の名前で書かれていますので、ジュゼッペメアッツァではなくサンシーロと書きます。
その前にACミランのストアを訪問。
そしてサンシーロに到着。建物自体は古いものの、圧巻の大きさ。
スタジアムにあるストアは、半分ACミランで半分インテルというなかなか他のスタジアムでは見ることが出来ない光景で面白かったです。
そしてサンシーロの中へお邪魔しました。
芝生を張り替えて数日が経過し、試合の翌日でしたが、大きなダメージは無さそうでした。しかし2月は記憶が確かなら7試合?行ったそうです。
インテルとACミランが利用するため、しかも交互にホームゲームがあるため、なかなか芝生を休ませるタイミングがなく、どうしても冬の時期には張替えをしないと厳しいと話していました。
個人的には、風も入ってこないし、屋根がこの大きさで太陽の光もなかなか入ってこないので、しかもその厳しい環境で2クラブが交互に使用する、非常に難しい条件がそろっていますが、それだけに面白そうだなと思ってしまう自分もいました。
といった感じで芝生の見学は終了。
その後はサンシーロのヘッドグラウンズパーソンがサンシーロの建物の中に連れて行ってくださり、何人かとお会いして終了。
帰りの電車ですが、駅にはサンシーロの名前とメアッツァの名前があって、両チームのホームゲーム時の両方の名前が使用されていました。
まとめ
イタリアへの訪問は、観光地らしい観光地へは行っていないものの、やはりスタジアムや練習場を回るのは、個人的にはそれ以上に楽しいので、良い旅となりました。
もしどこかへ出かけるなら、芝生が関係した旅出ないとなかなか動かない人間なので、次回はどこか面白そうなところに行く準備が出来たら、不定期でこのような訪問記を書いていこうと思います。
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