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24-25シーズンプレミアリーグ開幕前芝生ニュース

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芝生
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いよいよ24-25シーズンプレミアリーグが開幕。

今年も昨シーズンの開幕前に引き続き、芝生という視点からプレミアリーグをちょっとでも面白くみえるニュースをご紹介。

昨シーズンの内容はこちららどうぞ!

芝生からプレミアリーグを1.1倍楽しくする
23-24シーズンのプレミアリーグは、8月第2週から開幕です! 今回は、そのプレミアリーグを1.1倍とほんの少しだけですが、少しでも面白くみなさんに観ていただくために、芝生から見るプレミアリーグと題してお届けしていこうと思います! ちなみに・・・

 

このブログの作者Ikumiはアーセナルで
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
気になる方々はぜひ過去の記事を遡ってみてください。
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Twitter: @Ikumi_grounds

ブログの作者Ikumiより

アーセナル女子チームは24シーズンよりエミレーツスタジアムを本格的に使用開始:芝生への影響は?

まずは私の所属するアーセナルに関して。

アーセナルの女子チームは近年、凄まじい勢いで人気を着実に伸ばしてきています。

今まではボアハムウッド地区にあるMeadow Parkという、アーセナルトレーニングセンターから比較的近くにある、スタジアムを間借りする形で多くの試合を行っていました。

しかし24-25シーズンからはエミレーツスタジアムで行う試合数を増やす予定。現時点で掲載されている情報では、チャンピオンズリーグ本線に出場した場合、ヨーロッパコンペティション全てのホームゲームは、全てエミレーツスタジアムで行われます。

そしてリーグ戦8試合、シティ、エヴァートン、チェルシー、ブライトン、アストン・ヴィラ、スパーズ、リヴァプール、ユナイテッドはエミレーツスタジアムで行うことが決定。

仮にチャンピオンズリーグ本線に進出できなければ、ホームの試合全11試合を全てエミレーツスタジアムで行うとのこと。

そして当然アーセナル男子1stチームのホームゲームは、全てエミレーツスタジアムで行われるため、スタジアムの稼働率が極めて多くなることが分かります。

1stチームの場合は、リーグ戦だけでなく、カップ戦、そしてチャンピオンズリーグも開催される予定。

この稼働率に対して、芝生管理をどのように行っていくのか、クオリティを維持できるのかは注目ポイント。まあ、アーセナルの芝生管理に関しては、いつも美しいと非常に評判が高いので、何も問題ないでしょうし、私自身もどのようにこの環境を乗り越えていくのか、勉強したいと思います。

今度会ったらいろいろ聞いてみたいな。

私は普段トレーニングセンターにいますが、ヘルプが必要ならいつでも駆けつける準備はできています。車も手に入れたので笑

昨シーズンのグラウンズチーム・オブ・ザ・シーズン獲得チームはアストン・ヴィラ:今シーズンはどうなる?

昨シーズンも例年通りスタジアムの芝生のクオリティが優れていたクラブに贈られる賞である「グラウンズチーム・オブ・ザ・シーズン」が贈呈されており、そのクラブはアストン・ヴィラでした。

この賞は使用量や環境条件等を考慮したうえで、スポーツターフの専門家によるピッチの厳正なる審査により受賞クラブが決定されます。

アストン・ヴィラのホームスタジアムであるヴィラ・パークは、プレミアリーグの19試合のみならず、ヨーロッパカンファレンスリーグをベスト4まで勝ち進んだことや、女子チームも5試合?(私の調べた限り)使用したため、かなりの稼働日数であったにもかかわらず、高いクオリティを維持できていたことが評価されました。

今シーズン、アストン・ヴィラのホームゲームでは、よりよい環境でサッカーが出来そうです。ヴィラはさらに今シーズンはチャンピオンズリーグにも参戦するため、より求められるクオリティが上がる中、維持できるのかも注目。

ちなみに過去の受賞クラブをさかのぼると

シーズン受賞クラブ
22-23レスター・シティ
21-22トッテナム・ホットスパー
20-21マンチェスター・ユナイテッド
18-19マンチェスター・ユナイテッド
17-18ワトフォード
16-17マンチェスター・ユナイテッド
15-16アストン・ヴィラ
14-15アーセナル/マンチェスター・ユナイテッド
※19-20シーズンはCOVID-19の影響で受賞クラブなし

イギリスの夏はもう終わり?秋が早く来る?

私の過ごした感じでは、今年の夏に30℃を超えた日は3日あったかないか、それくらい感覚でした。

そして8月中旬に差し掛かりましたが、早くも秋の雰囲気を感じ始めています。

すでに8月下旬の予報では、最低気温は15℃以下、最高気温も25℃以下で20℃前後となっています。

またアーセナルトレーニングセンター内でも、すでに落ち葉がピッチ内に大量に降り注いできており、木に生い茂る葉も、徐々に黄色に変化してきています。

涼しくなるのが早くなると、土壌中や表面の水分が乾きにくくなりますし、雨の多いイギリスならなおさら。そうなると湿気を好む、冷涼な環境を好む芝生の病気が発生しやすいコンディションになるため注意が必要。

スタジアムのように風通しが悪く日当たりの悪い場所はさらに注意が必要。

シーズンを通して、芝生のクオリティの良いところは、こういった芝生との向き合い方にも気を配っているため、ぜひ注目していただきたいです。

多くの日本人選手がプレミアリーグ、イングランドのクラブへ移籍:芝生に適応できるか?

24-25シーズンは、アーセナルの冨安選手、ブライトンの三笘選手が8月15日時点では今のところ引き続き現所属クラブでプレーする予定。

そして新たに鎌田選手がクリスタル・パレスに移籍、菅原選手がサウサンプトンに移籍するなど、日本人プレミアリーグ選手が増えました。

他にも多くの日本人選手がチャンピオンシップのクラブに移籍してきています。

私が個人的に注目しているのは、芝生に適応できるかという点。日本人選手たちがどう感じているのかは分かりませんが、雨の多いイギリスでは、滑りやすいというのは1つ。

そして夜間の気温もかなり下がるため、冬場は特にヒーティングシステムがあっても、場所によっては地面が凍ってしまってスパイクが刺さらず滑ってしまう箇所もあるため、そのあたりは非常に気を付けてほしいところ。

プレミアリーグは強度が高いリーグであることも知られているため、ケガにだけは気を付けてほしいです。

とはいえ、鎌田選手は、イングランドよりもずっと寒く、イングランドと比較するとやや芝生に対する投資が多くないドイツで長年プレーしていたので、問題ないかと思いますが。

ドイツとイングランドでは、ウィンターブレイクの有無が冬場、年末の違いにもなると思うので、適応していってほしいと思います。

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