今回は電動芝刈り機について書いていきます。
実は自動車業界と同じように、芝刈り機などの芝生業界でも電動化の波が押し寄せてきています。
電気自動車では、航続可能距離の問題などある中で、実際に使ってみて私が感じたメリットデメリットを書いてきます。
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そもそも電動化芝刈り機はどうなの?
結論から言うと、私は気に入っています。(ここでいう芝刈り機は、乗用の芝刈り機ではありません)
メリット①:やかましくない
1つは、芝刈り中の音がかなり静かになること。
例えば、仮に横のピッチで練習していたとしても、騒音を気にすることなく芝刈りを続けることができるのは、作業短縮や選手たちへのストレス軽減にもつながるでしょう。
皆さんもお気づきかもしれませんが、ヨーロッパ各地のスタジアムツアーに参加された方の中で、数年前までは芝刈り機の音がかなりうるさかったかもしれませんが、今現在はかなり音も静かになったのではないでしょうか?
このように、騒音が比較的抑えられるのは、大きなメリットと言えます。
メリット②:エンジントラブルによる芝生への影響がない
2つ目は、エンジンを搭載している芝刈り機では、何かしらのトラブルでオイルが漏れたりガソリンが漏れる可能性がある中で、電動芝刈り機では、そういった少ない心配がない点。
トラブルが本当は無いにこしたことはありませんが、機械である以上、そういったオイル漏れの可能性があるのも事実。
電動化芝刈り機では、そもそもエンジンが搭載されていないので、こういった点がかなり解消され、芝生へのストレスも軽減されます。
メリット③:扱いが楽
3つ目は、扱いが楽な点。
エンジン搭載の芝刈り機だと、細かいスピード調整が難しく、ちょっと動かしたいときに重かったりと結構大変なのです。
ですが電動芝刈り機ですと、手元でスピードをコントロールできたり、あまり力を使うことなく扱えるのは、重いものを使うのが嫌いな私にはとても助かります。
デメリット①:充電し忘れたら終わる
メリットがあればデメリットもあるということで、デメリット1つ目は、充電し忘れたら終わります。
スマートフォンやEVと同じく、充電して動かしますので、当然充電しなかったら動かないので、芝刈りできません。終わります。
基本的には、芝刈り機が置いてあるところに充電設備もあるので、私たちが充電を忘れたことはありませんが、万が一停電などがあった場合、充電が不可能になるので気を付けましょう。
デメリット②:たまに謎の不具合が生じる
極まれに、水が内部に入ったなどで不具合が生じます。
また、暑い日は使いすぎるとケーブルの接続箇所がオーバーヒートして動かなくなるので要注意。
まとめ
個人的には非常に扱いやすく、管理も楽なのではないかと思います。
特に騒音がなく静かであるという点は、芝刈をしている身としても耳に不快ではないためかなりストレスなく作業ができます。
充電をし忘れるという愚かな行為さえしなければ、電動芝刈り機は十分活躍できる代物かと思います。


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