改めまして、あけましておめでとうございます。
気が付いたら2024年が一瞬で過ぎ去ったような、時の流れが早く感じるような年齢になってきました。
今回は自分の人生の中で最も内容の濃い1年だった2024年を振り返るブログにしたいと思います。
アーセナルと最長5年の契約延長に合意
2024年、個人的最大のトピックはアーセナルFCと最長5年の契約延長に合意できたことでしょう。
2022年9月から働く拠点をイギリスに移し、当初の契約では2年間のみの契約でしたが、無事に2024年から3年+2年という契約を結ぶことができ、非常にうれしく思います。
先は長いので、ゆっくり自分のペースで、楽しく過ごしていきたいと思います。
初めて訪れた日本のスタジアム等
秋ごろはいつも通り日本のスタジアム等を巡る旅に出かけました。
今回の旅では、いくつか初めて訪れたスタジアムや練習場もあり、またそれぞれの芝生管理者の皆様と交流ができ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
また、天然芝のピッチだけではなく、神奈川県川崎市にある日本国内のリヴァプールアカデミーが使用する人工芝ピッチも見学させていただくことができ、どうすれば日本でピッチの数が増えるのかなどもお話しすることができました。
ちなみに友人からは僕の旅について、「これは旅行ではなく仕事やで」と、もっとバカンスらしく過ごせと言われます。
次は温泉旅行と福山雅治さんのライブに行こうと思います。
ウェンブリースタジアムでもお仕事スタート
10月からはウェンブリースタジアムでもお仕事を開始しました。
アーセナルでのお仕事は今まで通りにしつつ、自分の経験を増やしていきたい、いろいろな芝生管理方法を見てみたいと思っていましたが、ちょうどそのタイミングで、ウェンブリースタジアムでのお仕事を行う機会をいただくことができ、スタートしました。
本音を言うと、いつも休日が暇だったことや、日本旅行以外で休暇の使い道がないので、だったら芝生管理すればええやん、が動機での1つでもあります。
基本的にはアーセナルでの業務が最優先で、時間の許す限りイングランド代表が使用する日、またはFAカップやコミュニティシールドといったビッグイベントの日、そしてたまに平時にもヘルプが必要な時に向かいます。
イングランド代表の練習施設訪問
年に1度、アーセナルのグラウンドチームはクラブチームだったり施設だったり、芝生がある場所に研修旅行?のようなシステムがあります。
グラウンドチームを半分に分けて、半分は国内、半分は海外という感じで分けて訪問します。
今回の11月の私の旅は、イングランド代表の練習施設と、 Loughborough大学の訪問でした。
Loughborough大学では、大学とはいえどハイブリッドターフのピッチがあったりと、日本の大学では考えられないような施設があり、改めてイギリスの芝生文化について知ることが出来ました。
イングランド代表の練習施設、セントジョージズパークでは、アンダー世代からフル代表まで使用する施設のため、たくさんのピッチを全て見学させていただきました。
日本人の私にとって、イギリス国内のトップクラスのピッチを見ること自体が経験になるので、貴重な時間となりました。
ただ、帰ってきてから1つ思ったことは、なぜウェンブリースタジアムはロンドンにあるのに、イングランド代表の練習施設はなかなか遠い場所に作ったのか。ちょっとした疑問です。
ベルギー代表の練習場、アンデルレヒトの練習場とスタジアムを訪問
スタッフトリップで思い出しましたが、2月にはベルギーを訪問していました。
初日はベルギーのナショナルトレーニングセンターを訪問。ここはベルギーの代表チームが合宿を行う施設です。
そして2日目はアンデルレヒトの練習場とスタジアムを訪問。
自分にとっては日本、イギリス以外では初めての国外施設訪問だったので、それだけでも価値のある時間でした。
また、管理の手法も若干異なったりと新たな発見もあった旅でしたので、今後もスタッフトリップは楽しみです。
サンシーロ訪問
2月末にはイタリアへ行き、いくつかの練習場や芝生農場、そしてサンシーロにお邪魔しました。
こちらは完全に自分の趣味での旅行だったので、アーセナルFCとは関係ありませんが、快く受け入れてくださり、様々なお話が出来ました。
特にサンシーロは、インテルとACミランの2つのクラブが使用するスタジアムであり、そして大きな屋根に囲まれている条件で、芝生管理にとってこれ以上に無い悪条件のため、個人的にずっと気になっていた場所でした。
ですので、そこの皆様とお話しできて光栄でした。今後も1年に1度はプライベートでもヨーロッパのどこかの施設を訪問してみたいものです。
まとめ
思い返せば、契約延長に合意したこと以外にも、内容の濃い1年間となった2024年でした。
2025年も同じくらい、それ以上に楽しく内容の詰まった1年にできるように過ごしていきたいです。
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