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なぜたくさんのスタジアムで働き、なぜたくさんの場所を訪問するのか?

人生
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イギリスに拠点を移してから、私自身働く場所を少しずつ拡大しつつあります。

アーセナルトレーニングセンターが本拠地であることに変わりはありませんが、エミレーツスタジアムでのマッチデーの仕事であったり、Meadow parkでのアーセナルのゲームのお仕事であったり、はたまた2024年10月からはイングランド代表のゲームやFA主催のゲームが行われるウェンブリースタジアムでも働いていたり。

2025年からは、実はもう1か所、新たにマッチデースタッフとしてプレミアリーグクラブのスタジアムに在籍しています(諸事情により場所は言えません)。

ここまでくると、なぜこんなにも働くのか。こういった疑問を聞かれそうなので、今回は先にその解答も兼ねたブログ記事を書いていこうと思います。

 

このブログの作者Ikumiはアーセナルで
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
気になる方々はぜひ過去の記事を遡ってみてください。
SNSも発信中。気になる方はぜひフォローを!
Twitter: @Ikumi_grounds

ブログの作者Ikumi

①とにかく楽しい

理由その1は、とにかくこの仕事が楽しいからです。

以前のインタビューでもお答えしたことがありますが、何が楽しいのかは正直自分でも分かっていません。ですが、とにかく楽しいです。

日々の芝生の状態を確認し、今の状況からより良いものにするという工程が楽しいのかもしれません。

そしてその芝生によって選手たちの戦う、練習する「舞台」を整え、クラブを助けることができるという経験は、他にはない緊張感もあり、それも楽しく思います。

「芝生」と言葉にすれば簡単ですが、選手の足元はその芝生で出来ていて、芝生の状態が悪ければ選手にとっても悪影響を与える非常に大きな存在です。それだけに責任もかなり大きいと思います。

このような舞台を整えることができるのは非常に光栄ですし、その楽しさを毎日感じることができるこれまでの7年8年のキャリアは、いつでもどのような状況でも楽しめているので、多くの場所に行き、とにかく働きたいです。

②自分の経験と知識は、若いうちに吸収できるものをすべて手に入れたい

2つ目として、若いうちはとにかく場数を踏むべきだと思っているからです。

2025年現在で、私の芝生管理者としての経験は7年と半年を迎えました。

ですが、春夏秋冬というのは、1年に1度しかやってこないので、経験年数7年と聞くと長いように思いますが、7回しか同じ季節を経験したことがありません

さらには、その季節でも、年によっては非常に暑い年、寒い年など天候も全く異なるため、同じ季節を経験したといっても状況は様々。拠点をイギリスに移してからは、日本とは季節感が全く異なり、日照時間も夏と冬で全く異なるので、そのあたりを頭の中に入れるのも少々大変です。

そんな中で、自分の将来のため、そしてクラブのために貢献するには、誰よりも多くのことを学ぶ必要があり、場数を踏む必要があると感じています。

だからこそ、いろいろな場所で働き、いろいろな場所に訪問し、その場所にいるグラウンズパーソンの方々とコミュニケーションを取ることで、より多くのことを学べると考えています。

スタジアムなのか、練習場なのか、規模感はどれくらいなのかによっても芝生の管理は異なりますし、管理者によっても管理手法は異なりますからね!

③次の世代のため

3つ目は、次の世代のためです。

どういうことかというと、私がイングランドプレミアリーグにやってきたことは、どのようにしてこの環境で日本人が働くのかという道筋がまだできていない状況でした。

そして私が働き始めて以降は、ビザの取得方法などが分かり、結果としてもう1人プレミアリーグのクラブで働き始めることができています。

そういった次世代の子たちのために、今の自分が何を残せるのか、ということも考えて、多くの場所で働いています。

そして様々な場所で働くことによって、「日本人ってまじめに働くな」といった印象を持ってもらうことで、将来イングランドで働きたい日本人の方が応募した際に、「Ikumiがあれだけ真面目な奴だったから、日本人はそうに違いない」となってもらい、少しでも多くのアドバンテージが得られるような環境にしていきたいためです。

訪問するのもそうです。日本人の芝生管理者に合うことそのものが、外国人の芝生管理者にとってなかなかレアであるため、日本人でも海外で働きたいと考える人もいるよ、というのを話すだけでも、将来的な候補に入ってくるでしょう。

そのため、いろいろな場所に行き、日本人としての価値を証明する、それが1番最初にイングランドで芝生管理者になった日本人の責任の1つだと私は思うので、今後もこの活動は続けていきたいです。

まあ、まずは日本国内で多くの経験を積んでほしいので、日本国内において私は芝生管理者専門の求人サイトを設立させています。

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ぜひ活用していってくださいね!

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