今回は、前回に引き続き、2週連続で私のアーセナルでのグラウンズパーソンのお仕事に関してのインタビュー特集を、J-WAVEさんの番組JK RADIO TOKYO UNITEDさんのTHE HIDDEN STORYというコーナーの中で紹介していただきました!
その中で、時間の関係上公開されなかったお話や、話せなかった内容などもここで書いていこうかなと思います!
まだ前篇をみていない方は、こちらからどうぞ!↓↓
このブログの作者Ikumiはアーセナルで
このブログの作者Ikumiより
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
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仕事が始まるまで、どんなことをしていたのか
仕事が始まったのが2022年9月28日ですが、見学に訪れたのは確か9月14日(インタビューでは1週間前とお答えしましたが、2週間前でした)です。ちなみに契約にサインしたのは8月16日あたりで、イギリスに入国したのは9月11日です。
なぜこれだけの時間が仕事開始までかかったのかと言いますと、以前少しご紹介しましたが、給与を受け取るための銀行口座を開設しなければいけなかったり、はたまた住居がなければいけなかったりと、やらなければいけないことがたくさんあったからです。
もう少し詳しく言うと、さすが世界的ビッグクラブと言いましょうか、推薦書であったり身辺調査であったりのチェックも必要でした。
そのあたりは以前こちらで書いていますのでご参考までに。
以前書いていない内容だと、無犯罪証明書であったり、昨今の日本でも導入されるか否かという検討がされているDBSという過去に性犯罪がないのかといったチェックが必要です。
というのも、クラブにはアンダーカテゴリーの選手たちも多くいますし、アカデミーの子たちもたくさんいますので、そういった子どもに関わる職種(定義:18歳未満の子どもに1日2時間以上接するサービス)で働くことを希望する人は、DBSから発行される犯罪証明書が必要です。
そういったチェックがだいたい1か月ほどかかったため、働き始めるまでに時間がかかったというわけでございます。
初めて練習場を訪れた時の感想は?
インタビューでお答えした通り、デカい、この一言に尽きます。
ちょうど訪問するお約束の時間が、トレーニング終了の時間と被っていて、選手の出待ちのサポーターの方々がたくさんいる中でクラブハウスに入っていったので、なんかちょっと恥ずかしかったですね。
ちなみにサムネイルの写真は、初めてクラブハウスを訪れたときの写真です。
グラウンドチームは何人いるのか?
インタビューでお答えしたように、スタジアム(エミレーツスタジアムと主にアンダー世代と女子チームが使用するMeadow Park)、ヘイルエンド(アーセナルのアカデミー施設)それぞれにグラウンズパーソンがいます。
全部で何人いるのか分かりません!とにかく、1つのクラブであってもこれだけの人数がいるということに驚きました!だからこそ、仕事としての知名度もしっかりしているし、芝生に対しての扱い方が日本とは異なると感じました。
雨が多い中、管理は大変か?
日本もイギリスも、それぞれ大変だと思います。私はこう表現しています。
日本の芝生管理は夏がものすごく暑いので体力的にしんどい辛さがある。イギリスは夏は良好ですが冬は暗くなるのも早い(朝8時夕方16時にはすでに暗い)し、寒いし雨が降るので精神的にしんどい辛さがあると。
どっちもどっちですね。私は日本の暑さより、イギリスの気候の方がまだ耐えれるかなと思います(日本の真夏日の状況だと、作業をしたくても命の危険が伴うので)。
クラブ内のコミュニケーションはどうか?
コーチングスタッフのみなさんは芝生へのダメージを最小限にしてくれるように、場所には常に配慮してくれていて、芝生そのものへの大事にするというのが伝わってきます。
コミュニケーションという面においては、クラブのみんなフレンドリーな印象です。
特に門のところにいるセキュリティスタッフは、いつも元気ですね。
この仕事の楽しいところは何か?
「その長い目で見た時のすごい頭を使う管理がすごく楽しいかもしれません」とインタビューでお答えしましたが、正直に言うと自分では何が楽しいのか分かっていません笑。この部分は公開されませんでしたけどね。
けど、なぜか毎日が楽しいと感じています。どんなときでも時間があっという間に過ぎてしまいますし、気が付いたら今週終わってるやん!みたいなことは毎週あります笑
何が面白いんだろうな?これは日本にいたときから変わらない気持ちですね。気が付いたら今週が終わってたというのはよくありました。
ですので、ブログのお問合せなどからこの仕事の楽しさを聞かれることがありますが、自分は分かりません!
普通に考えたら、夏は暑くて冬は寒いし、毎日たくさん歩くし、重いもの運ばなきゃいけないし、グラウンドの横の道の雑草取りもしなきゃいけないし、グラウンドの補修作業なんてめちゃくちゃ地味だし。。。といった仕事がたくさんありますが、どれもなぜか楽しいんですよね。
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