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グラウンドキーパーになるには?経緯編

トッテナム・ホットスパースタジアム中央芝生 芝生

今回は少々脱線しまして、グラウンドキーパーとは何ぞ?グラウンドキーパーになるためには?そもそも何故グラウンドキーパーを目指したの?といったお話をしていきたいと思います!

そのお話をしようと思ったのは、今現在このような情勢の中で、就活が上手くいっている人ばかりではなく、そして将来に漠然とした不安のある、将来何をしたいのか見つからない、といった大学生以下高校生、中学生、小学生の方々がグラウンドキーパーという選択肢もあるよというのを知っていただきたいから。

はたまた、現在働いている方で転職してサッカー関連の職業に就職したい方も、クラブチームスタッフ以外のグラウンドキーパーという選択肢も増えてほしいという願いも込めて、今回書かせていただきます。

長くなりますので、私の経緯、グラウンドキーパーとは何ぞや?グラウンドキーパーになるには?といった何回かに分けてお話していきたいと思います。

今回はまず、私がグラウンドキーパーになろうと思った経緯、そしてそれまでの道のりについてお話していきます。

このブログの作者Ikumiはアーセナルで
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
気になる方々はぜひ過去の記事を遡ってみてください。
SNSも発信中。気になる方はぜひフォローを!
Twitter: @Ikumi_grounds

ブログの作者Ikumiより

グラウンドキーパーを志したとき

そもそも、グラウンドキーパーという職業があることをご存じの方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

おそらくこのブログを普段見ていただいている方、さらには私のSNSを見てくださっている方々は、私がグラウンドキーパーと名乗っているためご存じの方は多いことでしょう。

しかし、もし私のアカウントやブログが無ければどうでしょうか。ほとんどの方が職業として存在することを知らない人が多いのではないでしょうか。実際に私もその1人でした。

ではそんな私がいつグラウンドキーパーを志したのか。きっかけは単純な理由でした。

中学生の時に地元では芝生のグラウンドが非常に少なく、あっても大したことのないグラウンドばかりでした。

そこで多くの子たちは芝生へのあこがれやピッチ状況への不満を口にしますが、私は違いました。「自分が芝生のグラウンドを作れるようになればよくね?」。これが私に”芝生のグラウンドを作る”という壮大な目標を作らせた瞬間でした。

将来を志してから(中学~高校)

とはいえ、芝生のグラウンドってどうやって作るんや!?グラウンドキーパーという職業があることも知らなかった少年。

芝生を育てるのであれば植物を学ぼう→植物=農業?という安易な発想で進学しました(笑)。

しかし私はここで大きな失望を経験しました。進級するにつれて進路を話す場面で教師に馬鹿にされたのです。

ただ、親身になってご相談いただいた教師もいらっしゃいましたので、全て悪いわけではありません。グラウンドキーパーでは志望理由として甘いということで、自分を押し殺して別の理由で推薦を頂戴しました。そして推薦で大学の農学部へと進学しました。

余談ですが、私の高校の母校でもし今後進路のことを話してくださいとの依頼を受けたとしても、相場の倍のギャラでしか講演いたしません(笑)。それくらい高校時代は嫌な記憶しかありません。

将来を志してから(大学)

大学に入ってからは、農学部で順調に植物全般のことについて学びました。

芝生オンリーというものや、スポーツターフマネジメントというものは日本には存在しないので、植物について学ぶ中でイネ科という大きなくくりで専攻しました。

(余談ですが、イギリスやアメリカにはスポーツターフマネジメント学科というものが存在し、大学でグラウンドの芝生の管理の仕方というものを学ぶことができます。日本で働き始めてから知ったので、大学時代に知っていたら間違いなく留学していました。この学科の有無の差が、日本とヨーロッパやアメリカとグラウンドキーパーに対する扱いの差や知名度の差だと私は思います)

そんな中で私は、グラウンドを管理するのか、それともグラウンドやスタジアムを増やす行政に回るのか。非常に現実的なことに目を向けます。

日本ではまだまだフットボールクラブに財力がなく、自前のスタジアムを作ることのできるチームはなかなかありません。

そのため基本的には行政がスタジアムやグラウンドを作っていたり所有していることがほとんどで、その行政に回って母数を増やす方がいいのか、はたまた芝生を管理したいのか悩みました。

決断できたのは、大学2年生の時にイギリスに1人で旅行に行ったことがきっかけでした。プレミアリーグで仕事をすることができるのは、グラウンドキーパーしかないと思ったからです。

というのも、行政、いわゆる公務員では日本国内から外に出て、ましてやプレミアリーグのフットボールクラブに移籍することはまず叶わないでしょう。それに私は年功序列制度が嫌いです。

しかし、グラウンドキーパーであれば、ヨーロッパないしプレミアリーグで仕事をすることもひょっとしたら可能かもしれない。そう思ったため改めてグラウンドキーパーを志しました。

大学の専攻した研究室の教授は非常に親身になっていただき、今でも感謝しています。

卒業後

日本で芝生の会社に入ることができ、Jリーグのクラブチームの練習場のグラウンド(名古屋グランパス、FC岐阜)を管理させていただいただきました(2022年9月現在はプレミアリーグ、アーセナルに舞台を移しました)。

まだまだ若輩者ですが、日々学ぶことの多い仕事だといつも実感しています。

グラウンドキーパーの心得などは偉そうに言える立場ではありませんが、それは今後の未来のグラウンドキーパーを志す若い子たちのためにも、今現在自分が大事にしていることを次回のグラウンドキーパーとは何ぞや編でお話しできればと思います。

また、もしこの記事を読んでグラウンドキーパーを志したいと思った方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡お待ちしております!

自分は将来、日本を飛び出してプレミアリーグでグラウンドキーパーになります(2022年9月現在夢は実現しました)。そのタイミングがあるのであれば、いつでも海を渡ります!その夢はついに叶いましたね!

2022年10月時点で将来について言えることは、今所属しているクラブのために自分の持っている100%を出し切り、クラブの勝利に貢献することだと思います。ですので今はクラブとの契約に集中しているとお答えして、今回のブログは締めとさせていただきます。

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