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20-21プレミアリーグ所属クラブの胸スポンサーを調べてみた【後編】

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サッカー
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今回はプレミアリーグ所属クラブの胸スポンサーを調べてみた後編ということで、昨シーズンの10位以上のクラブチームを見ていきたいと思う。

前編はこちらに↓↓

20-21プレミアリーグ所属クラブの胸スポンサーを調べてみた【前編】
20-21シーズンプレミアリーグに所属する全20クラブの胸スポンサーについて調べてみました。 好きなあのクラブや、ライバルクラブのスポンサーを一度は見たことある方も多いはず。 気になるスポンサー情報前編です。

このブログの作者Ikumiはアーセナルで
グラウンズパーソン(グラウンドキーパー)として働いています。
今までも芝生に関しての記事をたくさん書いてきましたので、
気になる方々はぜひ過去の記事を遡ってみてください。
SNSも発信中。気になる方はぜひフォローを!
Twitter: @Ikumi_grounds

ブログの作者Ikumiより

バーンリー:愛博 LoveBet

ラブベットは、香港に本社を構えるオンラインカジノを行っている会社だ。

サッカー界では2019年からパリ・サンジェルマンとベッティングパートナーを務めるなど、近年ヨーロッパに進出しつつある。

バーンリーとは2019年8月から3年契約で胸スポンサーに就任。年間の契約金は10億5000万円ほどといわれている。

シェフィールド・ユナイテッド:USG union standard group

ユニオンスタンダードグループ(USG)は、本社がオーストラリアのシドニーにある主にFXなどで通貨のペア取引を行っている金融企業である。イギリス国内ではFCAと呼ばれる金融行動監視機構からの認可を受けており、信頼度も高い企業なようだ。

シェフィールド・ユナイテッドとは、2019年6月から3年契約を締結。1年あたりでは350万ポンドの契約といわれている。

アーセナル:Fly Emirates

エミレーツ航空は、アラブ首長国連邦のドバイに本社を構える航空会社である。イメージとしてはJALやANAといった会社だ。

この会社はスポンサー活動にはかなり積極的で、アジアサッカー連盟やワールドカップなど各種のサッカーの大会をはじめ、FIFAのパートナーでもある。

クラブチームだと、アーセナルをはじめとしてパリ・サンジェルマン、ハンブルガーSV、ACミラン、ベンフィカ、オリンピアコス、レアル・マドリー、ニューヨーク・コスモスといったチームの胸スポンサーを務めるなど、各国で1着はあるのではないか。20-21シーズンからはリヨンの胸スポンサーも務めている。

アーセナルとは、2004年から胸スポンサーを務めているほどの長期契約。契約終了は24-25シーズンの終了までといわれている。また現在のスタジアムの命名権も保持しており、エミレーツスタジアムと呼ばれるこのスタジアムのネーミングライツは、2028年までの契約となっている。

ウルブズ:万博 ManBetX

マンベットXは、サッカー、バスケットボール、アイスホッケーなど様々なスポーツのオッズを出しているスポーツベッティングを行う、いわゆるスポーツ賭博の会社だ。創業者は中国人だが、本社はフィリピンのバターン半島の経済特区にあり、2007年に設立された。

サッカー界では、セリエAのアジア部門のパートナーを務め、スペインのレアル・マドリーのスポンサーも務めるなど、徐々に進出しつつある。

ウルブズとは19-20シーズンから胸スポンサー契約を開始。以前までは現在クリスタル・パレスの胸スポンサーを務めるW88だった。契約年数は2年契約で、今シーズンで契約を終えることになっている。

トッテナム:AIA

このAIAはグループ企業でAIAグループと呼ばれている会社。香港に本社があり主にアジア圏が活動範囲の生命保険、金融会社である。

もともとは、マンチェスター・ユナイテッドのスポンサーで観たことがあるAIGグループのアジア部門だったが、リーマンショック時に経営分離された保険会社である。

このアジア大手の生命保険会社は、スパーズと2013年から主にカップ戦のユニフォームで胸スポンサーに。2014年からはすべてのコンペティションにおける胸スポンサーになり、当初2017年まえの契約だったものを2027年まで契約を延長した。当面の間は、ユニフォームの胸スポンサーはよほどのことがない限りAIAになるとみていいだろう。

レスター:KING POWER

正式名称キングパワーインターナショナルは、タイでの旅行や小売業を行っているグループ企業で、バンコクに本社がある企業だ。いわゆる免税店と呼ばれるような会社である。設立は1989年と思っていたほど歴史が浅かった。

レスターとのつながりは、2010年から。胸スポンサーだけでなく、スタジアムのネーミングライツも獲得するなど、レスター・シティを全面バックアップしている。また、19-20シーズンの後半からは、Thailand Smiles With Youという言葉を主にカップ戦やヨーロッパにおける試合でキングパワーに代わってつけることもある。タイ国政府観光庁との契約も含まれているためだ。

レスター・シティとの関係は、レスターに子会社があること。

また痛ましい事故であるが、2018年10月にレスター・シティホームスタジアムのキングパワー・スタジアムでヘリコプターの墜落事件があった。この時に優勝した際の会長が同乗しており巻き込まれてしまった。以降は息子さんが会社を引きついている。

レスター・シティとの契約というよりは、キングパワーはレスター・シティを保有しているといってもいいかもしれない。おそらく今後も長くにわたって関係を築いていくだろう。

チェルシー:3

あえて訳すならスリーモバイルとでも呼ぶのだろう。この会社は2003年にイギリス国内初の3G回線を使ったネットワーク会社として設立された。現在では1000万人もの利用者がいるといわれている。11か国でモバイル事業を展開するほど大きな会社になった。いわゆりドコモやソフトバンク、auといったイメージでいいのではないか。

チェルシーとは2020年7月1日から胸スポンサーに就任。就任当初は3失点や3得点にちなんだいじられ方をされるなど、大きな反響があった。個人的には、やはり日本の会社であるヨコハマタイヤが胸スポンサーではなくなってしまい、残念に思うところだ。

マンチェスター・ユナイテッド:CHEVROLET

シボレーは、アメリカ合衆国の自動車メーカーで、ゼネラルモーターズ(GM)が製造から販売までするブランドである。アメリカでの呼び名はシェビー。シボレーとは、何故なのかは分からないが、フランス語に由来するため、読み方や発音は英語圏の人には難しい。

代表的な車として、トランスフォーマーに登場したバンブルビーが変身する黄色い車のカマロが最も有名ではないだろうか。設立は1911年からだ。

マンチェスター・ユナイテッドとは、2014年から7年間の契約を締結。契約金は総額で4億1000万ポンド(当時のレートで550億)ともいわれている驚異的な金額のスポンサーシップを行っている。しかしながら、この契約を延長する気はない模様で、21-22シーズンからは新たな胸スポンサーが就任するのではないかといわれている。とはいえ、今シーズンのリーグ戦の結果、さらにはコロナウイルスの状況下で、どうなるのかは未定である。

マンチェスター・シティ:ETIHAD AIRWAYS

エティハド航空は、アラブ首長国連邦アブダビに本社を置く国営の航空会社である。エティハドとは連合という意味だ。設立は2003年7月。就航値は90か所以上とも言われている大きな会社だ。私もイギリスに向かう際には利用したことがある航空会社だ。

マンチェスター・シティとは、2009年からスポンサーに就任。2011年には胸スポンサーになりスタジアム命名権も獲得。契約年数は当初10年契約だった。これに関して契約延長なのか否かというのは自分が調べた限りでは分からなかったため、どなたかご存じの方がいらっしゃれば、ご教示いただけますと幸いです。

ファイナンシャルフェアプレーの件で昨シーズン終盤でごたごたしていたシティ。このアラブのオイルマネーとの関りが、チームのイメージの悪化に繋がることを懸念するのであれば、チーム首脳陣はスポンサー変更も考えるのではないか。とはいえ、チームの全面バックアップを行っていると見てもいい会社を切るのは容易ではなさそうだ。

リヴァプール:Standard Chartered

スタンダードチャータード銀行は、ロンドンに本拠を構え世界70か国に事業ネットワークを展開する世界的な金融グループである。設立は1853年に前身のチャータード銀行ができて、その後1969年から今の名前に変更している。2010年のデータだが、総資産額は5170億ドル、総従業員数は85231人という規模の大きな銀行だ。これは世界第5位の大きさを誇る。日本では、1880年に横浜に駐在員事務所を置いていたが、その後東京千代田区に移り従業員数は約270名だ。

リヴァプールとは、2010年7月から4年間の胸スポンサー契約を開始。その後2014年にはさらに3年間の契約延長を行い18-19シーズンまでの契約を締結。そして再び22-23シーズンまで契約を延長。リヴァプール史上2番目に長いスポンサー契約となった。

全チームの業種

ここまで20-21シーズンプレミアリーグに所属するクラブの胸スポンサーを見てきたが、どのジャンルの業種が多いのか、といったものをまとめてみました。

こうしてみてみますと、8クラブがブックメーカーやオンラインカジノといった、賭博関連の会社が胸スポンサーに就任していることがわかります。

近年では、カジノに対する規制が強くなりつつあり、特に未成年の賭博行為というものも厳しくなってきているため、大々的に街中で大きく広告を掲げることが厳しくなってきている昨今。

そんな中でもサッカーの、なおかつプレミアリーグという世界中の人が観戦するようなスポーツクラブの胸スポンサーに就任することができれば、その広告効果というのは絶大だ。

このような背景があって、賭博関連の企業のスポンサーが増えつつあり、おそらく私の見立てでは、今後も胸スポンサーに増えてくると思われるし、他国のリーグにおいても増えてくるだろう。

余談(Barclaysって何?)

ここからは余談であるが、2004年から2016年までプレミアリーグのスポンサーを背負い、リーグ名もバークレイズプレミアリーグだった。このバークレイズというのは、どのような企業なのか皆さんはご存じだろうか。

バークレイズは、イギリスのロンドンに本社を構える国際的な金融グループである。主には銀行業を行っている。設立は1896年と125年の歴史がある。

バークレイズはプレミアリーグと2004年からスポンサー契約。名称に入ったのは2007年2月12日から正式に「バークレイズプレミアリーグ」という名前に変更。そのまま2016年のスポンサー契約終了まで継続した。

このスポンサー契約終了には様々な憶測がある。一説ではさらなる世界的な進出を目指すプレミアリーグとバークレイズ側の方向性の不一致ではないかといわれている。年間およそ61億円という巨額のスポンサー契約を結んでいたバークレイズにとって、さらなる増額は厳しかったのではないだろうか。

とはいえ、バークレイズ自体はスポーツ競技への関心が薄いわけではなく、アメリカニューヨークにはバークレイズセンターと呼ばれる屋内競技場があり、これにはアイスホッケーのクラブチームが利用している。

まとめ

これにてプレミアリーグに所属するクラブないし、過去の冠リーグのスポンサー紹介は終了だ。

ユニフォームのデザインを決めるといってもいい胸スポンサー。あなたのお気に入りの胸スポンサーはどこでしょうか?

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