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グラウンドキーパー(グラウンズパーソン)とは?

サッカー

今回は、かなり前のブログでいつか書きますと記載してから時間が経過してしまいましたが、グラウンドキーパーとはどんな職業なのか?といった内容の記事を書きたいと思います。

その前回は、グラウンドキーパーになった私の経緯について書きました。そちらをご覧になってから、今回の記事を読んでいただいてもいいかもしれませんね。

グラウンドキーパーになるには?経緯編
グラウンドキーパーっていったい何?どうやったらなれるの?そもそも何故グラウンドキーパーになったの? 数回に分けてこれらのことをお話していきます。

何故、このような記事を書いているのかというと、上の前回のブログでも記載しましたが、グラウンドキーパー、芝生管理者という仕事は、知名度もそこまで高くなく、そして人気も残念ながら無い職業だと私は思っています。。。実際に私の過ごした大学時代に、同じグラウンドキーパーを志した人というのは、見かけることができませんでしたし、その大学時代の先生たちにも今後グラウンドキーパーになりたいという人がいたら私を紹介してほしいとお伝えしましたが、今のところ全く連絡がないので、おそらくそういうことだと思っています。

私は少しでも知名度を上げて、そして志す方が増えていただければ嬉しいなと思い、このような記事を書かせていただいています。また、私は日本のサッカーが強くなるうえでは、このようなインフラ整備を長年管理していく技術も大事だと思います。芝生を維持する人が増えなければ、ピッチが増えたところで宝の持ち腐れですからね。

では、最後までぜひご覧ください!

どんな職業か?

まず、具体的にどのような職業なのか。そもそも呼び方からですが、日本ではグラウンドキーパーという呼び名が浸透していますが、イギリスに来た経験では、感覚的にグラウンドキーパーと呼ばれる人たちとグラウンズパーソンと呼ばれる人たちがいるような気がします。私のようなサッカー場のグラウンドを管理している人間は、グラウンズパーソンと呼ばれているような気がします。現に求人情報にもそのように記載してありました。

グラウンズマンでも通じますが、昨今の男女問題的なあれの影響なのか、公の求人では私はあまり見かけませんでした。ただ、イギリス国内で自分の仕事を伝える際には、どこどこのグラウンズマンといえば通じます。

このブログでは、ここからは、あえてグラウンズパーソンと書かせていただきます。実際に私の役職がこのような名前なので。

話を戻して、どのような仕事なのかというと、簡単に言えば競技場の芝生を管理するお仕事です。ゴルフ場で言えば、コースの管理、サッカー場やそのほかの球技場で言えばその球技を行う芝生の管理です。当然ながら、その周りにある生け垣なども管理の対象になってきます。

そういった、いわゆる植物を相手に仕事をする、例えるとしたら一種の農家さんに近い働きをしているともいえるかもしれませんね。

仕事の内容は?

仕事の内容は、とてもざっくり簡単にまとめると、芝刈り、肥料を与える、散水、芝生の補修作業といったことが主な業務になるといえます。もちろん細かく上げるとエアレーション作業やオーバーシードといったこともありますが、いったん省略します。

主に機械(トラクターや芝刈り機)に乗ったり、手押しの機械を使ったり、主に機械作業が多いかと思います。

芝刈りと補修作業以外は、基本的に植物を育てる上で必要なものが芝生にも当然必要です。芝刈りが何故必要なのかといった内容のことは、以前ブログで書いたことがあるので、そちらを参考にしてください。

コラム:なぜ芝刈りを行うのか。芝生が及ぼすサッカーへの影響 (ikumi-honda.com)

仕事はしんどいか

いざ、皆さんの誰かがグラウンズパーソンになった時に、仕事がしんどいと思うかについては、正直なところ合う合わないはあると思います。

例えば、私の場合は夏の暑い時間に仕事をしたくないので朝4時とかから仕事を開始して早く切り上げたりなどをしていました。また、朝はどちらかというと早い方だと思うので、この職業になりたい人は早起きを頑張った方がいいかもしれません。

それから、少しずつ責任のある立場になると、芝生のことがかなり気になってしまいます。休日でも心配になりますね。人数が少ないグラウンドだと、芝生優先になってしまうので、なかなか休みがとりにくい可能性もあります。また、スタジアムだと試合の日は出勤になることが多いです。

ただ、イギリスに来てから感じたのは、しっかり休みを取りましょうという心がけは大事だと感じました。休みを取るためにも、ヘッドグラウンズパーソンの方々と同等の見識や知識を持った方々がしっかりと周りをサポートしているので、休みを取りやすい環境になっています。日本だと、休まないことが正義といった見方がまだまだ多いですが、こういった点はアップデートしていき、柔軟に取り入れるべきところかなと思います。

あとは、夏は暑く冬は寒い中働く仕事ですので、そこら辺の忍耐力は必要かと思います。

とはいえ、クラブのため、選手のため、利用者のためなどを考え始めると、非常に楽しく感じると思いますよ!

給与面は?

日本においてはめちゃくちゃ高くないのが今の現状だと思います。当然ながら、能力のある人たちはしっかりともらえるようになると思います。少なくとも私の今いるイギリスでは、グラウンズパーソンという職業の知名度もありがたさも認知されているので、しっかりキャリアを積めば、それなりにいただける方々が多いです。

しかしながら、日本で新しくこの業界に入った方にとっては、少し試練になるかもしれません。昨今ではその給与面の少なさが新しいグラウンズパーソンが誕生しない要因の1つかもしれないと感じました。というのも、日本にいた時に若くて優秀な後輩が給与面で辞めていったのを目の当たりにしたからです。

イギリスにおいても、様々なグラウンズパーソンたちと交流していく中で、この立場でこの給与の求人を出しているのはあり得ないぞといった内容のSNSを見かけます。だからこそ、いろいろなクラブへの転勤?移籍?をしている方は多いです。日本も同じで、私は責任に応じた給与を支払えないのであれば、別の会社へ行きそれ相応の報酬をいただける会社へと赴くことが大事だと思います。選手と同じ考えでいいのではないかと。

キャリア形成など(全体としての問題点など)

当然ながら、1つの会社に長く在籍することも大事なことだと思いますが、自分が少しでも何かしらに違和感を感じたりした場合には、サッカー選手などと同じように、しっかりとした働きを評価される場所へ行くべきだと思います。現にイギリスでは、以前はチェルシーにいて、今はアーセナルのグラウンズパーソンをしているといった方もいらっしゃいます。ちなみに、こちらでは働いているクラブ=応援している好きなクラブではなさそうです。仕事は仕事、プライベートはプライベートといった感じが見受けられます。

一見すると金の亡者に見えるかもしれませんが、それこそが業界全体の給与の底上げにもつながるでしょうし、より上を目指して頑張ろうとする、今後出てくるであろう若くて優秀なグラウンズパーソンを増やす1つのきっかけになると思います。

日本においては残念ながらグラウンズパーソンの知名度が低く、担い手が少ない業種なので、そういった給与面での改善が必要かと感じます。やりがいの搾取は業界全体、他の業界全体にも言えることだと思いますが、今後は気を付けた方がいいかもしれませんね。

とはいえ、これが芝生に関係する会社が全て悪いのかというとそうではなく、芝生についてどのようなものなのかを知らない行政やスポーツ団体にも問題があると思います。というのも、何故芝生管理にこれだけのお金が必要なのか、あまりにも知らない人が多いというのも現状としてあります。当然ながら、その管理費用で芝生を管理したうえで、しっかりとした利益を生み出す技術も大切なことだと思います。ただその結果として、値下げ競争は賃金の低下がもたらされているとも思われます。もちろん、働きに見合っていればの話ですが。

ただ、管理費用の値下げは、1人の働き手に大きな負担がかかるということも。3人必要な現場に2人や1人では休めませんからね。上記でも書きましたが、休みをしっかりとれる環境は非常に大事だと思います。

とはいえ、多くの若い方が今後この業界に興味を持っていただくためには、誰かがこのようなことを言わないといけないと思います。

福利厚生などは?

福利厚生などについては、クラブやその芝生管理会社などによって異なるかと思います。例えば、どこかのクラブのピッチを管理しているのであれば、そのクラブの試合観戦に行けたりするかもしれません。

イギリスの場合は、そのクラブに在籍することになるので、そのクラブのスポンサー企業のものが割引きで購入できたりなどの特典があったりします。

いずれにしても、まずはその会社に問い合わせてみてもいいかもしれませんね。

まとめ

今回はグラウンズパーソンがどんな仕事なのかといった概要について書かせていただきました。私はより多くの人がこの業界に興味を持っていただき、少しでも担い手が増えてくれることを期待しています。

当然ながら、どんなピッチコンディションでもいいサッカーをするというのはわかります。

ですが、結局のところ日本全体にサッカークラブが増えていき、結果として練習場やスタジアムといった芝生のグラウンドが増えたとして、それを一定以上のクオリティに維持できる人(グラウンズパーソン)がいなければ、せっかくのピッチも無駄に終わってしまいます。

また、芝生のグラウンド自体の評価も落ち、最終的に芝生は、やたらとお金をかけても人工芝と比べて綺麗にならないとお金を払った方々に思われたり言われてしまっては意味がありません。

日本のサッカー協会やその他芝生のグラウンドを利用するスポーツの団体がどの程度、このグラウンズパーソンの担い手に対して真剣に考えているのか分かりませんが、私は日本のサッカーが全体的に強くなっていくためには、プロサッカーは天然芝というルールがある以上、スタジアムが増えるのと同時にこの担い手を増やしていくことは避けては通れない1つの道ではないかと思います。

そのためにも、グラウンズパーソンが増えてくれることを願っています。まずは、どんな仕事なのか今回の紹介で少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

少し大きな話題になってしまいましたね。次回はどうやったらこの業界に入れるのかについて記事にしていきたいと思います。すこし時系列がごちゃごちゃするかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

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